ダイヤモンドコートフライパンというのは、本当に誰でも簡単に使うことができるんです。ただし、うまい下手は関係なくて、一人でお料理ができるという人に限りますけど。

 フライパンというと、みなさんは一体どんなフライパンが頭に浮かぶでしょうか。現代では、フライパンと言えば、フッ素加工がされているフライパンのことを思い浮かべる方が多いと思います。年が若ければ若いほど、その傾向は強くなってくると思います。

 しかし年齢が高くなるにつれて、フライパンと聞いて頭に思い浮かべるフライパンというのは違うものになってくると思うんです。なぜならば、フッ素加工がされてフライパンというのは、日本においては、普通に販売されるようになって、まだそれほど年月がたっていないからです。

 フッ素加工フライパンが日本で一般的に普通に普及してきたのは、まだ20年ちょっと前のはずで、30年は経っていないと思います。それ以前は、フライパンと言えば、鉄かアルミでできたものが一般的でした。それらのフライパンは、正直使うのが難しいです。特にダイヤモンドコートフライパンの様な、今のフッ素加工フライパンを使い慣れている人にとっては難しいかもしれません。

 なぜなら、使い方を間違えると、すぐにフライパンの表面に食材がこびりついてしまうから。でも本当は使いこなせるようにさえなれば、ダイヤモンドコートフライパンやその他のフッ素加工フライパンなんかよりも、ずっと使いやすく、ずっとおいしくお料理ができるのですが。その証拠に、今でもお店で使っているフライパンというのは、鉄やアルミでできたものがほとんどのはずです。味も全然違います。

 だけどやはり慣れないと使うのが難しいということがあり、その結果ダイヤモンドコートフライパンや他のフッ素加工フライパンが、一般には普及するようになったんだと思います。ですからダイヤモンドコートフライパンは誰にでも簡単に使えるフライパンであると言えます。

 でも個人的には鉄のフライパンの方が、味は断然いいと思います。というより味が全く違います。私は最近鉄のフライパンを使いこなせるようになりましたが、それを使って料理をしてみたら、ダイヤモンドコートフライパンの時とは味が全く違うことに驚きました。

 ダイヤモンドコートフライパンしか使えなかったときは、それで作った料理がとても美味しいと思っていましたが、鉄のフライパンが使えるようになったら、鉄のフライパンで作った料理の方が、味が格段良くて驚いてしまい、今では鉄しか使っていません。

 ですからみなさんも、ダイヤモンドコートフライパンを使って、上手にお料理ができるようになったら、鉄製のフライパンに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 練習用としては、ダイヤモンドコートフライパンは誰にでも使えてとってもいいフライパンです。だからお料理の手順などを覚えるためには、ダイヤモンドコートフライパンはとても重宝します。でも味はやはり、メーカーの方には申し訳ないんですけど、ダイヤモンドコートフライパンをはじめとした、フッ素加工フライパンは、数段劣ってしまいます。