二日間ほど
やることがたくさんあり
その対応で
人格達にあまり会えなかった

顕著に反応したのは

さみしんぼヒロくんだった

今まではない反応

心を開いた分だけ
怒りや
寂しさや
求める気持ちを
ストレートに表し始める


家の中で遊んでいる
ヒロくんに声をかけると

反応がない

近づいて覗きこもうとすると
遊んでいた積み木を
いきなり投げつけてくる

いたっ

だよね
そうだよね

いくつも
積み木を投げつけてくるヒロくん

そのまま浴びる

ひとしきり投げ終わると
宙へ向かい
泣き出すヒロくん

ごめんね
ごめんねー

そう声をかけ
抱き上げる

だっこしながら

ごめんねと
語りかけながら

背中をさすり
体を揺らし
あやす

泣き止むヒロくん

彼のぬくもりを感じながら
もっとそばに居てやりたいと思う
切なくなった

この現実画面でも
イメージを感じてみよう

そうすれば
もっと頻繁に触れあうことができる

突きつけ人格ヒロシ

前回は彼の主張を代弁した

彼のこだわりの強さと
怒りが放出した文になった

その後、彼の様子は
少し親近感が増したか?

得に何か変わった訳ではないが
以前よりも
私を認めてくれている感がある
ように感じた


なんだか
また改めて
自己紹介をしたくなった

私が主人格であることを
はっきりと伝えたいと

以前はそこら辺が
曖昧だった

そこまで言える雰囲気では
なかったか?


また改めて自己紹介

私が主人格であることを説明している時
主人格としてポジションで話した時

今まで放置していたことに対して
責任感がわきあがってくる

すまなかった気持ち
主人格として責任をもって
対応したい気持ち
でも
そこに対しての
自信のなさなどが
込み上げてくる


すまなかった

俺は今まで君を見ずに
放置し続けてきた
君を放棄し続けてきた

本当にすまなかった

正直
これから君の成長の助けになれると言う
確固たる自信はないが

何とかしたいと
思っている

申し訳なかった

ごめん


と改めて謝罪した


静かに俺を見ているヒロシ

言葉ではなく
行動で示せ

それ以外は
俺には通用しない

そんな意志を感じた


この時に
人格統合の本の中で
伊東美海氏が私たちにあてた
人類の集合意識の変化に対して
力を貸してほしい
というお願いのメッセージを
コピーしたものを
彼に見せる

一読するヒロシ


で、
お前は何をするんだ

と言う


俺はまずは
人格統合に取り組む

と答える


そうか

と言うヒロシ


まず行動で示せ

そんな無言のヒロシのメッセージを感じる



その後
この高校ではなく
寝泊まりには
家を使うことを提案して

彼も嫌がることはなく
受け入れる

さみしんぼヒロくんとの
共同生活が始まる



それからは
彼とコンタクトが取りやすくなってきた感

この現実にも
イメージとして現れる

冷ややかに
お前何やってんだ

他の人達にも一瞥を投げ掛け
見下す態度をとっている

彼の主張は一貫して

本質をしらないバカどもが
等身大の自分を受け入れろ
自分の現在地から
目をそらすんじゃねえ

真実を見ろ!!

である

その怒りのエネルギーの
徹底ぶりは
ある意味小気味いい

常にそこで人を計り

違和感を感じれば
その事実を突きつけてやりたくなって
怒り出す

そして
俺が乗っ取られ
怒りを吐き出すことも

しかし自由ではない

その怒りを溜め込み
さらに怒りを募らせて

人を呪い殺しそうな勢い


彼をどのように導くか
感じてみよう
その後

麻痺人格のヒロくん

麻痺人格じゃないか

今は
さみしんぼのヒロくん

この方がしっくりくるか


私に対する
反応が変わってきた

会いに行ったら
いつものごとく
細かい部分をジーっと観察して遊んでいる

声をかけると
振り向く

近くに行って
何をしているのか覗き込む

そのまま振り返って
抱っこを求めてくる

彼を持ち上げて
右腕で彼をしたから支えて
左腕でしっかりと抱き締める

ああ...

寂しかったんだね

背中を
トントンと
軽く叩いてやる

しばらくそうしている

体をゆっくり揺らしながら
あやす

はじめての反応だった


その後も

会いに行くと
もうすでに泣いていたり

ヒロくんが泣く!

初めて見た

そのまま抱き抱えて
あやす

しだいに落ち着いていく
ヒロくん

寂しかったんだね


今までの私に何かを求める
私に対する反応みたいなものが
弱かったのが

海のいっけん以来
変わり始めた