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柴又(葛飾区)と言えば、何はともあれ、
映画「男はつらいよ」の舞台として有名な街です。
イメージ的にも、「柴又」と「寅さん」は、
直結していると言えます。
しかし、映画の中では、「寅さん」(渥美清)以上に、
重要なのは、倍賞千恵子さん演じる「さくら」だと思います。
この2人は、異母兄妹ですが、
血の通った、実の兄妹のように、深く、心がつながっています。
柴又駅前には、以前から、「寅さん」の像だけがあって、
ポツンと寂しそうに立っていました。
ちょうど、電車に乗って旅立つポーズです。
そして、先日(2017年3月25日)、同じ柴又駅前に、
「さくら」像が建てられたことが報道されました。
(完成当日は、除幕式が行われ、倍賞千恵子さんや、
山田洋次監督も元気な姿で、出席したそうです。)
しばらく経ってしまいましたが、休みを使い、
「さくら」像に会う為、柴又に出かけました。
柴又駅に着いた途端、とても懐かしいような、
落ち着いた雰囲気に包まれました。
まるで、この辺りだけが、「昭和」のままのようです
(街の時間が、止まっているのではないかと、
つい、思ってしまいました。)
(それに、金町と高砂を結ぶ、京成金町線も、
情緒があって、とてもいいなぁと思います。)
「さくら」像は、旅立つ「寅さん」像を、
見送るように建っています。
兄(寅さん)を案じる気持ちが、伝わってくるようです。
(まさに、映画の世界そのものだと思いました。)
(映画では、いつも、寅さんが、
さくらからお小遣いをもらうシーンです。)
この像(「さくら」像)が建つのは、むしろ時期的に、
遅過ぎたんじゃないかとも感じました。
それほど、自然な形で、街の景色に溶け込むように、
「寅さん」「さくら」、2人の銅像は、仲良く建っていました。
(まさに、見つめ合っているかのようでした。)
これで、柴又の名所が、
また1つ増えたと言えるのでしょう。

さくら像
2017年3月25日完成
モデル
諏訪さくら(倍賞千恵子)