イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

今月末(10/26)をもって、横浜の老舗百貨店が閉店となります。
それは、「横浜松坂屋」です。
なかなか足を運べない故郷ですが、
この老舗百貨店の最後の姿を記録に残しておこうと、
カメラを持って出かけました。
今は、大々的に「閉店セール」を開催中でした。
1階の入口で「撮影許可証」と言うのをもらい、
首にかけて店内に入りました。
(同じように、店内を撮影している人を、
何人か見かけました。)
(それぞれに、想い出がある人達なのでしょうか。)
少年時代を横浜で過ごした僕にとって、
ここは、とても「こさわり」のある、懐かしい店の一つでもあります。
親に、初めて連れて行ってもらったデパートが、ここでした。
おもちゃ売場や屋上の遊園地等、とてもワクワクする空間でした。
創業以来144年を迎えるこの店が、
「横浜松坂屋」という名前になったのは、つい最近のことです。
かつては、「野澤屋」と
「松屋」(「松屋」は後に合併)という名前でした。
建物は、大正10年に建てられています。
(アール・デコ調の装飾が、随所に施されています。)
(横浜市の「歴史的建造物」としても認定されているそうです。)
かつて、(特に地方では)デパートが文化の発信地でもありました。
娯楽が少ない中で、デパートは、実に身近で魅力的な存在でした。
この老舗百貨店のある伊勢佐木町は、
かつて横浜では、一番の繁華街でもありました。
(映画館も、ここに集中していました。)
(その後、大手資本百貨店等が出店する、横浜駅エリアに、)
その座を奪われてしまいましたが。)
僕にとっての想い出は、殆どが「野澤屋」と言っていた頃の物です。
でも、幸い、大型のリニューアルが行われなかったこともあり、
名前が変わった今でも、その面影は残っていました。
まさに、僕にとって、「デパート(百貨店)の原点」でもあります。
(子供の頃の、ワクワク気分が蘇ってくるようでした。)
時代の流れや世の中の変化には、逆らえない物です。
とは言う物の、懐かしい物がなくなっていくのは寂しいなと、
改めて思いました。

横浜松坂屋
横浜市伊勢佐木町1-5