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青森・秋田・岩手と言えば北東北3県。
深い自然と美味しい食材(海の幸・山の幸)に恵まれた、とても素敵な地域です。
有名な温泉も数々ありますし、人情も大変豊かと言えます。
(独特の文化圏を構成しています。)
上野駅内にあるイベント広場では、3月3日(土)・4日(日)の2日間、
北東北3県の観光キャンペーンが開催されています。
(桜の季節も近づいたので)
たまたま、特設ステージの前を通りかかった所、
秋田「なまはげ太鼓」の一行が、力強い太鼓の中で、
迫力あるパフォーマンスを展開していました。
「太鼓」や「三味線」の音という物は、人間本来の感覚を呼び起こし、
妙な感動を与えるとともに、とてもワクワクする感じにさせます。
「先祖帰り」とでも言うのでしょうか、人間の本質的な物に近づくかのようです。
太鼓だけのシンプルな旋律が、より一層深みを醸し出します。
なまはげもとても躍動的で感動しました。
異質な空間でありながら、とても惹き込まれたと言えます。
「祭り」には、日頃の鬱憤を発散させる解放感もある一方で、
逆に、ストイックな「精進さ」も感じることがあります。
ちょっとドロドロした土着の匂いもするようです。
それは半面、「母」の持つ温かなやすらぎのイメージでもあります。
農業で生活する人にとって、自然は最大の友人(恩人)ですが、
その一方で、ある時は、大変な脅威でもあります。
一年間大切に育てていた作物が、
たった一夜の台風で価値をなくしてしまうかもしれません。
だからこそ、自然に感謝し、敬意を払わなければならないのでしょう。
でも、自然の前で、人間はなんと無力なことでしょう。
「祭り」は、こうした自然(神)との境界線に咲く、一輪の徒花のような
そんな刹那の香りがします。
まさに人間の本質だと思います。
日本人の心の故郷です。
こうしたキャンペーンを通じて、もっともっと
北東北の観光産業が活性化し、地域が豊かになればいいなと
心から願っています。