昨日のクライアントさんは、78才の女性です。
もともと背中に疲れが溜まる人ですが、今年になって右足の甲がモヤモヤする感覚が取れないのです。
足モヤモヤ感は、その都度の調整で症状は消えるものの、暫くするとぶり返します。
施療の進め方としては、まず原因を体に聞くのですが、原因の場所として右肺に反応が出ました。
(体の筋肉テストで検査)
原因の場所がわかれば、次に原因と症状の因果関係の確認する方法をとります。
確認方法は、右肺に手の平を当ててもらいます。すると右足首のモヤモヤの症状が無くなりました。
(これはTLと言う検査で、原因に触れると症状が消える現象です。)
治療としては、いつもなら右肺にエネルギーを送る方法をしますが、
症状のぶり返しが何回かあるので、今回は別な方法にトライです。
クライアントの体に質問をしました。
この症状と心の関係はあるか?
すると答えはYES
ストレス?→YES
仕事?→YES
草むしり?→YES
※実はこの質問は、クライアントさんが草むしりが大変と話をしていたので。
※YES、Noはすべて筋肉テストです。
そこで、クライアントさんに草むしりの事を思い浮かべてもらうと、右顔の上方20~30㌢程の空間がフリーズ状態になりました。
その空間フリーズに音叉を響かせると、クライアントさんがおもむろに
「先生!足のモヤモヤ消えました!」
と声をあげました。
病の原因は心の葛藤であるという考えがあります。
イヤイヤながらも、やらなければならないとか、納得いかないことをやるとか、自己の中に矛盾を抱えた状態が症状を作りだすのです。
心と症状との関係は難しいのですが、解明の糸口になる事例の話でした。