小人不善を為す

小人不善を為す

至らざる所なし

実家からお米を送ってもらっています。前のが無くなる前に来るので、残っていたのは後回しになるのですが、年々溜まって、我が家の備蓄米状態になっています。古いのは5年前にもなる古古古古米です。

 



さすがに食べなければと炊いてみました。ちなみに私も実家の田植えを手伝っていますので、自分で作ったお米を棄てる気にはなりません。

古米を炊いてみると、新米と何が違うかというと、水分の保水力です。新米は水をしっかり内包してツヤツヤのプリプリなのですが、古米はパサパサのスカスカ。時間とともにお米の構造が核レベルで崩れてしまったようで、歯応えも潤いもなく、食べていて満たされず貧しい気持ちになっていってしまいます。

これは個人的な感覚なので、なにも古米にケチをつけるつもりはありませんが、新米と同じ期待をしているとかなりガッカリするかもしれないということです。古米も美味しいと感じられれば、素晴らしいと思います。

何とか新米に近づく古米の炊き方はないかと工夫を重ねたところ、ある程度、美味しく食べられる古米の炊き方レシピが見えてきました。

1.炊く量をその時に食べる分だけにする

2.洗米は、米が軽く脆くなっているので優しく

3.水の量を規定の1.25倍入れる(2合炊きなら、水は1.5合分入れます。)

4.保水ツヤ出しにニガリを数滴💦入れる

5.炊飯器のコースを急速炊きにする

6.炊飯時間は20分(タイマーを使用すると便利です)

7.20分で炊飯を強制停止

8.中身を混ぜ和えて、すぐに食べる

以上です。

20分で炊飯器を開けたとき、まだベチャベチャしていますが、混ぜ和えている間にドンドン乾いていきます。お茶碗に盛った後が食べ頃で、水分を含みながらもお米の芯も残って食べ応えが感じられます。

短い時間ですが、この時が古米を新米のように食べられるタイミングだと思います。

残った分は冷凍にします。チャーハンにすると古米はとても相性がいいと思います。

 



こんなふうに我が家では、古米でも新米に近いような感じで食べることができています。

古米の食べ方にはいろいろな工夫があるのではないかと思いますので、紹介してもらえたら嬉しいです。


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