海外での6年半の駐在を終えて今年の4月に日本に帰国しましたが、6月に突然、「大動脈炎症候群」という国が指定する難病にかかってしまい、急遽7週間の入院をし、先日退院をしました。

元々健康体でテニスや水泳を定期的にしていたので、このような難病にかかってしまったことを自分自身で受け入れるのにまだ時間が必要なのかも知れませんが、再発を繰り返す可能性も有ると医者から言われたので不安はあります。

一方、入院中に接してくれた主治医を中心とする治療チームのスタッフ皆さんの献身的で、かつ使命感と優しさに溢れた治療と看護に本当に心を打たれました。これほどまでに人を直接的に元気づける職業もないと思いました。何とか社会復帰が出来るような状態に今の所なっており、心から感謝したいです。

そしてこれまで当たり前だと思って見過ごしてきた自分が享受してきたことや関係のある人に対し、感謝の気持ちを再度思い返せたことが最大の収穫となりました。


●入院中に出会った本にあった一節

”心を鎮めて平和ならしむるの秘訣は、

 唯「有難う」と一切のものに感謝するにあり”