ジュヴレ・シャンベルタン [2011] / アルマン・ルソー (Armand Rousseau) | 直感ワイン!! 

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Gevrey-Chambertin [2011] / Armand Rousseau
ジュヴレ・シャンベルタン [2011] / アルマン・ルソー




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カナダから戻って
今年最初の家飲みワイン。


ちょっと贅沢にこちらを開けました。


それにしても、
アルマン・ルソーのこのラベル。



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もっとも下のグレードであっても
この存在感です。


アルマン・ルソーのラベルは、
最もブルゴーニュらしいラベルだと
個人的には思っていますが、


かと言って、
他のブルゴーニュのラベルで
これに似たものはなく、
唯一無二の存在であるのも
これまた事実




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色調は淡く明るい赤。


香りは極めて還元的。
しかも、時間が経ってもそれが消えない。


奥にはレッドカラントや
オレンジピールといった香りが隠れているが、
表面は常に還元香が覆っている。


アタックは軽め。
柑橘系のニュアンスを伴った
しなやかな酸が特徴的で、
タンニンの存在はあまり感じられず、
こなれている。


かといって枯れたニュアンスが
出始めているかといえばそうでもなく、
まだ生き生きとした果実味が主体で若い。


全体的には、凝縮度は高くなく、
ストラクチャーの強硬さが不足しており、
やや集中力に欠ける印象。


この辺りは11というヴィンテージの特徴が
そのまま表現されているのかも。



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味わいについては
ジュヴレ・シャンベルタン“らしさ”を
感じることのできるボトルだが、
いかんせん香りが・・・(笑)


結局その日は半分しか飲まず
翌日にまわしましたが、
次の日もまだ還元香が消えず・・・


もう存在を忘れたかのように、
さらに二日間放置したら、
今度は、なんと還元香が(9割方)消えました。



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こんなことなら、
しばらく放置プレイを決め込めば
よかったかもしれませんが、
それを悟ったときにはもう残量ゼロ。


ということで、新年最初の
ちょっと贅沢な家飲みワインでしたが、
なんとも微妙なボトルでした(笑)



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評価:36/50


(評価とコメント)


[味わい]6 
ジュヴレらしさを感じられるボトルだが、
ストラクチャーの弱さと、そして何より
還元香が残念なボトルでした。


[飲み頃感]7
赤い果実味が中心でまだまだ若さが感じられる。
しかし、固くはない。


[デザイン]8
アルマン・ルソーのラベルデザインは
GCからヴィラージュまでどれも
古典的かつ荘厳な印象


[キャラクター]7 
ジュヴレ・シャンベルタンを代表する造り手の
ジュヴレらしさが垣間見られる1本


[話題性]8 
泣く子も黙るアルマン・ルソー(の裾もの)



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◇ワインデータ◇
Gevrey-Chambertin [2011] / Armand Rousseau
ジュヴレ・シャンベルタン [2011] / アルマン・ルソー
品種:ピノ・ノワール100%
カテゴリ:赤 / ミディアムボディ
国地域:フランス / ブルゴーニュ
A.O.C.ジュヴレ・シャンベルタン
生産者:アルマン・ルソー(Armand Rousseau)
インポーター:(株)ラック・コーポレーション
購入:楽天のショップ
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2012ヴィンテージです。