エル・マセット[2012] / ドメーヌ・ラファージュ | 直感ワイン!! 

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エルマセット2


EL MASET [2012] / DOMAINE LAFAGE
エル・マセット[2012] / ドメーヌ・ラファージュ


ラベルの“M”が特徴のカジュアルなワインです。


このワインを最初に見かけたのは、
妻と外出したときのこと。


たまには吉祥寺の新しい店を開拓しよう。
という話になり、
東急の裏あたりに、
“Chill(チル)” というワインバーがあるのを
思い出したので行ってみました。


その店先にあって目についたのが、
ディスプレイ用の“エル・マセット”のボトルです。


ちなみにそのときは、
二人で店に入ったものの、
ワインリストに“エル・マセット”は
ありませんでした。


まぁ、このワインが目的で
入ったわけではなかったので、
それほど大きな問題ではなかったのですが、
なんとなく、そのラベルのデザインが
頭の片隅に残っており、
ネットで見かけた際に、
思わずポチったというわけです。


つまるところ、ジャケ買いです 笑



エルマセット3
(キャップシールがありません!)



このワインをリリースする
“ドメーヌ・ラファージュ”は、
南仏はルーションの造り手で、A.O.C.は、
コート・デュ・ルーションに属しています。


そして、
ルーションの各A.O.C.ナンバー1を決める、
その名も“バッカス”というコンクールでは、
過去に8度、A.O.C.ナンバー1を受賞するなど、
ルーション地区有数のドメーヌでもあります。


さて、飲んでみます。




エルマセット4


色は、紫がかった赤で、
若々しさが感じられる色合い。



香りは、鼻を近づけた瞬間に感じられる、
“まんま葡萄”の、
シンプルでフレッシュな香りが印象的。


この香りが一瞬ボジョレー・ヌーボーを連想させるが、
あそこまでのイチゴのような甘い香りはなく、
むしろカシスっぽい、ほのかな渋みを伴った
葡萄の果実の香りが主体となっている。



飲むとまず感じられるのが、
高めの酸とピュアな果実味。


樽などの複雑味を構成する要素は
ほとんど見当たらず、余韻も短い。


言うならば、
ピュアで後味すっきり、
“100%ぶどうジュース”



エルマセット5


あまりにシンプルな味わいで、
葡萄の、ワインとしての品種特性をつかみにくいので、
ネットでセパージュを確認してみると、


グルナッシュ50%のシラー20%と、
この2種が全体の70%を占めていることがわかったが、
ローヌ系品種特有の鉄っぽさやスパイシーさ
といったニュアンスは皆無。


果実味がピュア過ぎて、何の葡萄でつくられているかも
わかりにくい不思議なワイン。
というのが率直な感想。


まぁ、
小難しいことは考えずに、
葡萄ありのままの味を楽しむワイン。
ということかもしれません。



エルマセット6
(非常に奇抜な色、デザインのプラスチックコルク)




評価:11点/20点
クール度:☆☆☆☆☆☆☆★★★
お味  :☆☆☆☆★★★★★★


(コメント)
“M”の文字もそうですが、
キャップシールがなく、
栓がむき出しになっている点や、
真っ赤なプラスチックコルクが
使用されている点はかなり奇抜で斬新。


日ごろ気軽に飲むカジュアルなワインなら、
これくらいの遊び心?はあってもいいかな。


味は、インポーターのHPのコメント等を見ると、
“フルーツ・ボンバー”と評されていますが、
実際に飲んでみると、
その意味は十分に理解できます 笑


(評価の解説)
クール度:ラベルのデザインや話題性で評価
お味  :ビン半分以上を飲んでの絶対評価



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◇ワインデータ◇
EL MASET [2012] / DOMAINE LAFAGE
エル・マセット[2012] / ドメーヌ・ラファージュ
品種:グルナッシュ50%、シラー20%
 ムールヴェードル20%、カリニャン5%、
 カベルネ・ソーヴィニヨン5%
カテゴリ:赤 / フルボディ
国地域:フランス / ラングドック・ルーション
格付け:A.O.C.コート・デュ・ルーション
生産者:ドメーヌ・ラファージュ
インポーター:アズマコーポレーション
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