【夢の具現】
近所の模型屋さんのコンテストでの入賞祝いとして、模型仲間達がプラモデルをプレゼントしてくれました。
いただいたキットは、アオシマの1:32スケール バリューデコトラ№33 ナスビの帝王です。
「食わず嫌いせずに様々なジャンルのプラモデルに挑戦する」というスローガンを掲げていましたが、このキットにはたじろぎました。
仲間たちからは「好きにやれ」という、いつも通りのファジーな指示でしたので、以前から試してみたかった「トラックのカタパルトからコアファイターを射出させる」ことにしました。
【デコトラをデコレーションしない暴挙】
トラックを含めて、カーモデルはあまり経験がないため、とりあえず組めるところは組んでしまい仮組みを済ませます。
コンテナはまさかの1パーツ成形です。
箱の中に開口部を上にして逆さまに入っていたので、最初はてっきり仕切り板かと勘違いし、「コンテナパーツがない」と探してしまいました。
バンバン組み立てて、エアブラシで塗装し、ウェザリングしてしまいます。
デコレーショントラック(デコトラ)を迷彩塗装してしまうという違和感はどこかに置いてきました。
【カタパルトの設置】
トラックの上からコアファイターを射出するために、カタパルトを自作します。
ベースとなるキットもないために、プラ材で自作します。
滑走路となる床面は、コアファイターを載せた際に、床板がたわまないように裏面に格子状の補強を入れました。
カタパルトから発進中にコアファイターが落っこちたら大変なので、タイヤのガイドレールを設けました。
プラ材を駆使して、「ジェットブラストディフレクター」を作ります。
ディフレクターとは、ジェットエンジンの噴射する高温の排気からデッキクルーや資材などを守るための防護壁です。
トラックの荷台の上のカタパルトにディフレクターが必要か?
あれば安心なので、気にしません。
床板と荷台の接続部は、バンダイのアクションベースのフレームを流用することにしました。
【コアファイター】
使用するキットは、バンダイのU.C.HARD GRAPH 1:35 コアファイターです。
1:32スケールのトラックと同じぐらいのスケールなので、このまま使用してしまいます。
さすがのバンダイ製で、キットは形状・パーツの嵌合など全てが素晴らしい出来で、改造個所は電飾のみで済みました。
トリコロールカラーはあまり好きではないので、G-3のカラーパターンを踏襲し、スカイブルーとホワイトグレーを基調としたカラーリングにしました。
キットには3体のフィギュアが付属しており、セイラさんにヘルメットを被せてパイロットスーツをブルーに変更しました。
【完成】
それではトラックにコアファイターを載せてみます。
飛行できるんだから、基地から発進すればよいのでは?
湧き上がる違和感は気にしません。
カタパルトを射出体勢に上げてみます。
こんな短い滑走路で発進し飛行するには、凄まじい速度でカタパルトから射出する必要があり、中のパイロットが無事とは思えませんが、未来の兵器なので耐G対策が講じられていることにします。
【感想】
よくよく考えると、↑の写真を撮りたい一心で作ったのだと思います。作り終えてみると、経験値の少ないカー?モデルを作ることができたり、カタパルトを自作したり、コアファイターを電飾したりと、学び多き作品となり、最後まで楽しく作業に没頭することができました。
プレゼントしてくれた仲間たちに感謝いっぱいです。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。