先週、『種まきの最終段階?』 に記したように、土リラ円の「もうひと押しの下落」を期待したのですが、実際は、47.5円以下のガチガチな支持層を貫通できず、週枠MA20に沿ったジリ上がりとなりました。


今週の土リラ円の見通しについて考えてみます。


土リラ円 日枠

TRYJPY_140627_D1


BB20は、拡張も収束もないニュートラル状態が継続中。

MA20は下降が続き、週明けは 48.09 付近。


ここで、米ドル土リラを眺めてみると、


米ドル土リラ 日枠

USDTRY_140627_D1


BB20は収束初期段階。 一方、MA20は上昇中ですが、この上昇は、週明け、ぴたりと停止し、水平(2.1199)になります。


米ドル土リラの値動きが、この「MA20で反転するか・抜けるか」が、今週の土リラ円の動向を決する分岐要因となります。


その点を週枠チャートから考えてみます。


米ドル土リラ 週枠

USDTRY_140627_W1


BB20は収束が継続中。 一方、MA20は下降中(週明けは2.138付近)。


MA20が抵抗線として機能し、先週は値を下げました。

今週は、引き続き2.1000付近までの下押しが期待されそうです。

(このレベルは、日枠BB20形状の下押し限界レベルでもあります)


米ドル土リラの2.1000が示現された際、米ドル円のレートが

101.00 なら、土リラ円は 48.10(日枠MA20レベル)

101.50 なら、48.33

102.00 なら、48.57


これらのいずれかが、短期的な(日枠チャート上の)上値となる可能性がありますので、その到達時点で保有中の買いポジ(の一部)を決済するか、悩むところです。


または、リスクは高まりますが、保有中のポジはそのままにしておき、これらのレベルから下方に新たな買いポジを建て増しする取引方法もありでしょう。


中間決算を終えた欧米投資機関やファンド勢が、土リラ買いに走るか…も、注目です目



さてさて