GWに特別な予定はありませんが、会社がお休みなのは。
土リラ円で稼働を続けているトラリピ式EAは、先週も米ドル円の大きな崩れが無かったため、3つの取引だけでした。
土リラ円 4H オアンダJP
それに加え、南ランド円でも新たに稼働を開始。
南ランド円 4H オアンダJP
米ドル円の値崩れを期待して、今週も、これらのEAを継続です。
さてさて、
なぜ、土リラ円、そして南ランド円なのかをお話してみます。
スワップが大きいから…、それは3番目の理由。
第1・第2の理由は、下表を見てください(クリックで拡大)。
維持証拠金の額は、レート値と取引量、レバレッジによって算定されます(ただし、FXCM JP は、通貨ペア毎に高めな固定額を採用)
したがって、維持証拠金に当てられる額を同じにした場合、レート値(1) と 取引量 (2) は反比例になります。
具体的には、週末時点のレート値による米ドル円の取引量(ロット数)を基準 (1.00) にすると、土リラは 2.14倍、南ランド円は 10.68倍の取引量を、それぞれ扱えることになります。
次に、通貨ペア各々の過去5年間の変動幅(ボラティリティ) (3)、米ドル円の変動幅を基準 (1.00) にした時の変動比率 (4)、さらに、その比率に取引量 (2) を掛けた変動幅評価 (5) を調べてみました。
これらは、維持証拠金に当てられる額を同一とし、米ドル円の変動幅評価を基準 (1.00) にした場合、土リラは 1.90倍、南ランド円は 1.57倍の変動幅が、それぞれ期待できることを意味してます。
別の言い方をすれば、米ドル円の利確幅を 100pipsと見込む場合、土リラ円の利確幅は 89pipsとなりますが、取引量は 2.14倍あるため、合計 190pipsの損益が期待できることになります。
このように、土リラ円や南ランド円では、同額の維持証拠金で、より値幅の大きな取引が行えるのが、第1の理由です。
さらに、通貨ペア各々の過去5年間に於ける最安値からのRL(乖離幅) (6)、米ドル円の乖離幅を基準 (1.00) にした乖離比率 (7)、さらに、その乖離比率に取引量 (2) を掛けた乖離幅評価 (8) を調べてみました。
これらは、維持証拠金に当てられる額を同一とし、米ドル円の乖離評価を基準 (1.00) にした場合、土リラは 0.62倍、南ランド円は 0.36倍の乖離幅が、それぞれ期待できることを意味してます。
別の言い方をすれば、土リラ円の取引量を証拠金高に応じて米ドル円の 2.14倍にしても、なお最安値からの値幅合計は米ドル円より小さいことから、より限定された下値リスクが期待されることになります。
このように、土リラ円や南ランド円では、同額の維持証拠金で、下値リスクがより限定された取引を行えるのが、第2の理由です。
上の表のデータは、RateLevel_v7 から引用しました。
さてさて