今年の為替相場は、米・緩和縮小の規模や時期が注目の的 となっていることもあり、各国の政策金利やその動向を左右する経済指標の良し悪しによって、例年以上に相場が大きく動く傾向にあります。
発表される個々の政策金利・経済指標、それぞれの良悪を予見することは不可能ですが、各国の金融政策が緩和傾向にあるのか or 引締め傾向になるのかを把握することは難しいことではありません。
現在、金融引締め傾向にあるのは、
米(FOMC)、羊(RBNZ)、英(BOE)、瑞(SNB)など
反対に、緩和傾向にあるのは、
豪(RBA)、欧(ECB)、日(BOJ)、加(BOC)など
これらの傾向に沿ったエントリーを心掛けるなら、退場を強いられるような大怪我をする確率は小さいと思ってます。
さて、今週から来週にかけ、各国の政策金利の発表が続きます。
ECBは2月6日2145
ファンド勢が2014年前期の仕掛けを施す時期にあたり、これらの思惑や結果で大きな動きになりそうですが、それぞれの関心事は
FOMC: 12月の弱い雇用統計、2月に期限を迎える債務上限問題を抱え、緩和縮小を続伸できるか or 中休みか
RBNZ: 利上げを公言しているものの、歴史的安値に接近中の豪ドル羊ドル、歴史的高値を更新中の羊ドル実効レートを背景として、利上げに踏み切れるか
RBA: 多発する通貨安誘導発言、弱い雇用指数から、昨年8月以来の利下げに踏み切るか
BOE: 今回は現状維持でしょうが、予想を大幅に前倒ししてフォワードガイダンスの目標値(失業率7%)に大接近したため、2月12日の四半期インフレ報告でどのような対応を公表するのか
さてさて…