今週後半、米ドルは全面高、米ドル円も100円を突破
いろいろな噂やシナリオが語られてますが、いつものことながら、
どれも推察や憶測、後付け(?)の域を脱しえるものとは思えません。
ただ、「火のないところに煙は立たない」もので、確かなことは、
先日の金相場の暴落と同様、相場が大きく動いたということは、
金融市場参加者の心理状況が過敏・不安定になっているということ
なんだろうな…と思ってます。
このような環境は、ポンド羊ドルの上昇にとっては追い風
そのポンド羊ドルですが、目標と予想していた週足MA20
(1.8525付近)に到達しちゃいました
ポンド羊ドル 週足
このまま上昇を続けるのか…、今後の動向が気になります。
その点を考える上で、チャートに表されているヒントは、
① 前述ように、週足MA20に到達したこと
② 収束が続く週足BB20の下辺が僅かながらも上向きに転じたこと
目下、週足STD20は減少の最盛期を迎えており、下図のとおり、
来週も減少が継続すると思われ、BB20下辺は上昇を続け、収束の
様相を鮮明にしそうです。
③ さらに、月足STD20も僅かながらも減少に転じたこと
(すなわち、月足BB20も収束の初期段階にあります)
ポンド羊ドル 月足
一方、ファンダメンタルズからは、
羊政府が羊ドル売り介入を行っていたことを発表
不可解な値動きの背景が分かりました。
欧・豪を含む多くの中銀が政策金利の切下げを発表
世界的株価上昇とは裏腹に実体経済は低迷。
規模は不明ながら、金融市場は薄氷を踏む状況
これらを総合しますと、ポンド羊ドルは、
・ 長期的な上値追求の色合いが濃くなってきている。
・ 4月に示現された歴史的安値(1.7703)は割り込みづらい。
・ 5月前半は高値に触れ、月足レベルの安値余地を大きく残している。
ことから、現状レベルから1.7800辺りくらいまでを
買い下がりのレンジとして、強気で臨みたいと思ってます