2月中旬に出国してから、早2週間ばかりが過ぎましたが、

あと、しばらく外遊が続きます。


今はホテルではなく、初の試みとして、ゲストハウスと呼ばれる施設に

泊まってみてるんですが、無料のランドリーは、ありがたいサービスです。


メタボトレーダーの日常 -guesthouse



さてさて、

1年半ぶりに史上最安値を更新し、1.79ミドルまで値を切り下げたポンド羊ドル。


今日は、長期(月足)チャートを使って、今後の変動を大局的に見てみようと

思います。



ポンド羊ドル 月足

メタボトレーダーの日常 -GBPNZD_130301_MN


ポンド羊ドルの中長期、すべてのチャートでSTD20が右上矢印を示し、

BB20は拡張期の真っ最中。


史上最安値付近にあることから、いつ何時、上昇に転じても

おかしくないものの、ここは素直に続落と判断しておきます。


底値の予測は難しいですが、2011年の切下げ幅が再現と

仮定すると、1.8542-0.1316=1.7226!?


日足や週足チャートにBB20の収束が現われ始めるまでは、

この辺までを見込んでおくのが、いいのかもしれません。



ここで、ポンド羊ドルのレートを司る羊ドル米ドル・ポンド米ドル

それぞれの長期チャートを見てみます。


羊ドル米ドル 月足

メタボトレーダーの日常 -NZDUSD_130301_MN


週足・月足チャートでSTD20が右下矢印を示しているように、

BB20は収束状態。


上値が切り上がり、続伸が期待されるものの、この収束が

伸びを抑えるか、もしくは、下落リスクを芽生え始めさせると

予測されます。



ポンド米ドル 月足

メタボトレーダーの日常 -GBPUSD_130301_MN


ポンド羊ドルと同様、中長期、すべてのチャートでSTD20が右上矢印を示し、

BB20は拡張期の真っ最中。 レートはダウン


今年に入ってからのポンド(英国)事情は、惨憺たるものがあります。


1月23日、キャメロン首相が2017年にEU残留か離脱かの国民

投票を行うと公表

→このような不透明感はリスクと捉えられる。


1月25日発表の2012Q4GDPがマイナス0.3%

→金融危機以降で3度目のリセッション(景気後退)懸念

→緊縮財政策への批判が高まる可能性


2月20日発表の英中銀金融政策委員会議事録で、総裁を含む

3名が緩和拡大に賛成票を投じたことが判明

→次回(3月7日)、もしくは、それ以降に金融緩和の可能性大


2月22日、ムーディーズによる英国の格下げ

→今後、経済成長が更に低迷し、債務が膨らみ続けることを理由



どれを取り上げても、ポンド売りの材料しかありませんね。


時期早々ではありますが、年末近くには、金融危機の際につけた

史上最安値(1.3500)を割り込むんじゃないか…叫びと見ています。



すると、もし、その際、羊ドル米ドルが0.8000なら、

ポンド羊ドルは、1.6875叫び あり得そうな気もしますね。