今週の米ドル円は、各政策金利の発表にほとんど反応を示さず、
少しずつながら、ほぼ一辺倒に上昇を続けました。
米・雇用統計時には、「調整が入るかな…?」と思われましたが、
大統領選向け(?)…とも思える予想外に絶好調な結果が公表され、
翌週の続伸期待からポジはキープされたようです。
市場は危機や緩和に慣れてしまっているようで、多少の悪材料に
反応しなくなってきている気がします。
今後、何を材料に取り上げてゆくんでしょう
米ドル円の崩落を予想(期待)する現象のひとつに、
『月足高値の切り下がり』 があるんですが、
今、その限界が近づいて来ています。
年月 | 高値 | 差 |
2012/6/1 | 80.612 | |
2012/7/1 | 80.087 | -0.525 |
2012/8/1 | 79.651 | -0.436 |
2012/9/1 | 79.210 | -0.441 |
2012/10/1 | 78.863 | -0.347 |
来週は続伸するのか?、9月の高値(79.21)を超えるか?
抵抗として働くのか? とても興味深いところです。
79.21を上回ってくるようなら、作戦を立て直します。
ところで、今日は、ランド円を取り上げてみます。
2008年頃12%もあった南アフリカの政策金利は、現在、5%まで
低下してますが、他通貨と比較すれば、高レベルを維持してる…と
言うことができます。
そのランド円が、今週、大きく値を崩し、2009年2月以来となる
8.9割れを示現しました。(正確には、米ドルランドの高騰)
今後どうなってゆくのでしょう…
週足
収束が続いたBB20が、一機に拡張に転じてます。
MA20は下降が継続。
月足
月足では、収束に転じる気配を示していたBB20が拡張を再開。
MA20の下降トレンドが継続していることもあり、
米ドル円次第…と言えるかもしれませんが、2008年10月以来の
8.0割れにチャレンジする大きな下降を伴いそうに見えます。
要注意でもあり、大いなるチャンスでもありますね。
しばらく観察を続けてみます。