2012年の3分の2が終わり、今日から9月。
長期夏季休暇を終えたディーラー達が相場に復帰します。
昨日、ジャクソンホールで行われたFRB議長の講演では、
雇用⇔金融政策 という相関関係が明言されたようです。
雇用統計の強弱が、その場の急騰・急落のみならず、
トレンド形成の起因となることを示唆しているように思えます。
来週7日の米・雇用統計は、普段にも増して注目されそう
さて、そうなるでしょうね。
こう着色の濃厚な米ドル円ですが、動意の気配が感じられます。
日足
BB20は収束が止み、MA20も上昇から水平へ。
どちらも、中休みなのか、反転なのか、現時点では分かりませんが、
切り下がってきた上値と切り上がってきた下値の内、下値がブレイクされた
ことから、下落(円高)に向かう可能性の方が濃厚です。
週足
BB20は警戒域の収束が継続中。 下値は77.5円付近。
MA20は下降を継続中。
月足
8月のBB20幅は、2007年4月の2.167に次ぐ、1978年来で
過去2番目の狭さを記録しました。
上のグラフは、9月終値とBB20幅(STD20)との関係を表したもので、
もし9月末の終値が77円~81.5円の間に納まるようであれば、
過去最狭の帯幅を示現することになります。
2007年は4月に過去最狭を記録してから、さらに上昇(円安)が進み、
6月から急落しました。
同じ道を歩むとは言えませんが、その可能性は否定できるものでもない
でしょう。
ということは…。