昨日、「米ドル円の下値トライが、介入に阻まれ、中途半端なレベルで
終わってしまった」ことを記しました。
それじゃ、市場は、どのレベルを目指していたんだろう…と、疑問が
浮かび上がりました。
一方、2007年6月の天井から始まった円高トレンドは、今回が最後の
トライになるんだろうな…と考えてます。
フィナーレに相応しい値動きといえば、1995年の3・4月に示現された
崩落が思い出されるのですが…。
当時は、1990年4月の天井(160.33円)から始まって、61ヶ月後に
約半値の79.75円で終焉でした。
今回の天井は124.12円。 そして、現在、60ヶ月目。
半値は 62.06円。 心理的節目だと、60円割れ
万一、こんなレベルまで円高が進行したなら、クロス円は大変。
たとえ、ドルストレートが今のレベルを保ったとしても
(実際は、保てないでしょうが)
ユーロ円は、1.27x60=76.2円
豪ドル円は、0.98x60=58.8円
最悪かつ最強のシナリオですね。
まぁ、75円割れを嫌っての介入劇でしたから、
こんな事態は起きないと思ってますが…。