スイスが、またもや相場を掻き乱しました。
「スイス中銀が、ユーロスフラの下値設定を1.2050→1.2500に
変更する」という噂(?)によって、大量のスフラ売りが勃発。
スイス中銀は、この噂を否定もしくはノーコメントとしましたが、
ユーロスフラは高騰後1.215付近で高止まり。
うがった見方をすれば、これも、先日、ECBが公表した各国協調による
米ドル資金無制限供給オペと同様、ギリシャのデフォルトによる
ユーロ崩落に備え、事前に『のりしろ』を設けておこうということ…なのかも。
先進各国は、競って金融政策緩和を進めています。
今回、注目を集めている米国だけじゃなく、英国や豪州でも検討中だとか。
為替は通貨ペアの強弱比較ですから、みんなで緩和してしまえば
レートへの影響は少なくなるでしょうが、
お金がじゃぶじゃぶと巷に溢れることで、とんでもない物価高騰を招く
恐れがあるんじゃないかと心配です。
さてさて、いよいよ今晩(明朝)、FOMCですね。
相場では、これに備えた米ドル売りが進み、緊張感が高まってきています。
QE3の公表は無く(あっても、強い示唆)、米ドルへの影響は
限定的で、ユーロへ注目が移るんじゃないかな…と思ってるんですが。
米ドル円の買い下りEAは、今朝方の下落で、2つ目の注文が
約定しましたが、その後のノン・バンクによる買い(?)に便乗して決済。
今は、初期値を、さらに76.215まで下げ、稼動を続けてます。
75円台に突入すれば、日銀レートチェック(の噂)に注意(期待)です。