変動し続ける為替相場に於いて、天井や底を知り得るのは、
神さまと歴史だけ。
ただ、ひとつだけ、私たちに為しえることがあるとすれば、
① 歴史は繰り返す
② 時代や環境は異なろうと、人為には自ずと限界がある
という仮定に基づき、将来を予想することだと思います。
1990年からの米ドル円月足データを基に、安値MA20と
安値との乖離率を求めてみました。
最大は、やはり95年4月の(史上)最安値時で-19.2%
その他、乖離率-15%を下回った月は6回あります。
目下のところ、月足安値MA20は 82.95 ですので、乖離率が
・ -15%なら 70.50
・ -19.2%なら 67.02
・ -20%なら 66.36
ということになります。
現在、このMA20は、毎月約0.4~0.5ずつ減少しています。
万一、先日の「円高は来秋まで!?」 に記したように、最安値が
62円だとすると、その際のMA20は77.5(=62÷0.8)となり、
(82.95-77.5)÷0.45=12ヵ月後。
偶然ながら、予想発生時期は、前回と一致しますね。
来年の秋といえば、米・大統領選挙。 ここで何か大事件が…。