どことなく、為替相場の風向きに変化が感じられます。
その顕著な兆候は、米ドルスフラの逆行。 東京時間は、米国債の
格下げから、定番どおり(?)、米ドル売り・スイスフラン買いが進み
ましたが、欧州に入ってからは、ほぼ一方的な米ドルの買い戻し。
ユーロ米ドルやポンド米ドルが値を下げていますが、それを、これまで
どおりのリスク回避と解釈すれば、スイスフランが買われるところでしょう。
同様に、米ドル円も下落が止まって、僅かながらの上昇気配。
米国債の格下げが生み出したものは、米ドル安ではなく、もしかすると
調達コストの上昇による、米ドル高なのかもしれません。
となると…、二重苦を抱えるユーロ米ドルの売りでしょうか