日銀の為替介入によって、米ドル円を始めとしクロス円も上昇しました。
しかし、ここで大いなる疑問
どうして、今日、この局面で介入したのか
なぜ明日じゃなく、定例の日銀金融政策決定会合を短縮してまで…
なぜ米・債務上限枠拡大法案が成立して、下降トレンドがひと段落した感も
あるこの時期に…
なぜ米・雇用統計や英・欧の政策金利を、今日・明日に控えたこの時期に…
少なくとも、明日まで予定されていた日銀の会合が終わるのを待つとか、
重要な経済指標や政策金利の発表による動向を見定めてからにするとか、
タイミングを考えてもよさそうなもんなのに
それとも、何か急がなければならない事情があるんだろうか
米国がQE3を公表するとか、米・国債の格下げが公表されるとか
このところの円高は、日本の財政・経済状況を背景にしたものじゃなく、
米国の景気減速や欧州の債務問題に因るものなんだから、それらの
改善なく、単独で介入したって効果が限られてしまうことは、素人でも
分かる。
日本は、これまでに何度も米ドル買いの為替介入を行い、約1兆1400億ドルの
外貨を保有しているらしいけど、その資金は外国為替資金証券という円建て
負債によって集められ、その累積債務額は110兆円弱あまりにまで膨らんでしまっている。
これらは、当然のことながら、私たち国民の負担

なんだかな~。