米・債務上限枠拡大に関する法案が、ようやっと下院議会を通過。
上院では否決されたけど、妥協案を探ることになり、これで法案成立
(デフォルト回避)の光が差し込みました。
それにしても、相場クローズ後に可決なんて、下院議員は罪な人々。
NYクローズ前、米ドル円は 77.00のストップもつけてしまった。
ただ、幸いにして、米ドルスフラのような崩落に至らなかったのは、
それほどストップの厚みは無かったこと(76.00は太っとい?)と、
それなりの買い注文もあったのかも…。
上院議会の法案採決が、日本時間8月1日午前2時に延期されました。
この投票結果はとっても重要ですが、週明け相場オープン前なので、
よかった。
ここで可決に至れば、格付会社も、「米国債はトリプルAを維持」と
言ってることだし、米ドルの在庫一掃セールは終了でしょうね。
CFTC(全米先物取引委員会)報告によると、先週、26日(火)の時点で、
外国勢は9000億円(114億ドル相当)という莫大な円買いに走っており
(差し引き、6400億円(81億ドル相当)の買い越し状態)、週末までには
さらに膨らんでいることでしょう。
事実だけから判断すれば、法案が成立したわけじゃなく、不成立の
可能性も残っているんですが、見込みや予想、思惑で動くのが相場です
から、こうなると、一転して、売られまくった米ドルの急激な買い戻しとなり、
月曜は朝から大混乱になるんだろうな…と思ってます。
米ドル円がどこまで戻すか、もちろん分かりませんが、最低で80円付近、
延びれば83円付近までか…と見込んでいます。
今週は、欧・英の政策金利、米・雇用統計などなど、イベントも盛りだくさん。
楽しみたいものですね。