ここ数ヶ月、
ほとんど Wander の話ばかりしてきたので、たまには別のことも。
『数学的アプローチ』 にも記したけど、為替レートは、概して上昇する確率も下降する確率もほぼ同率、ランダムウォーク的な動きをしている。
この、一見、常識的な事実が、スプレッドとスワップにより、『期待値>1』 を導き出し、FXの難しさの源泉になっている。
それじゃ、どんな取引をすればいいんだろう
ここ数日、そんなことを考えてみて、『歪み』 がキーワードじゃないか…と思えてきた。
極まった歪みは必ず解放される。
手にしたポジは離さなければ(決済しなければ)ならない 『相場の必然性』 と、その契機となる 『ファンダメンタルズの変遷(経済の輪廻)』から。
こんな観点から取引を考え、歪みを示すテクニカルとして乖離を使ってみた。
月足中間値によるMA60からの高値・安値乖離率
余談だけど、こうして長期移動平均線を眺めてみると、残酷までに、
若々しいユーロと老衰したポンドがくっきり。
抗え難い歴史の流れ…。
今、注目したいのは、
かなり歪んでる。
オージーの過去最大乖離率は、29.2%
今にあてはめると、1.11460→1.11500
スフランの過去最小乖離率は、23.4%
こちらは、0.83792→0.83800
リミット置いとこうかな…。
もうひとつの余談
最安値を更新した米ドル円だけど、乖離率で見るなら、22.1%
95年時は、30.5%に達してた。
その乖離率を今にあてはめてみるなら、67.6円
まさか…。