売り・買い、同一数量のポジションを保有することによるリスク・ヘッジ。
この原理を、複数業者間で発生する Bid/Ask レートの逆転現象を
捉える自動売買取引プログラムに活用しています。
たとえば、
レートが逆転したら、A社に売りポジを建て、B社に買いポジ。
さらに、A社に買いポジ、C社に売りポジ…と繰り返しながら、
売り・買い同一数量の決済を行なってゆけば、どれだけ大量の
ポジションを持とうと、どんな変動が相場に現われようと、お構いなし。
ところが、ここでちょっと困った問題が…。
上の例の場合、A社には売り・買いそれぞれのポジションが1つずつ、
B社とC社には売り・買いそれぞれのポジが1つずつになりますが、
B社とC社の両建てを決済してしまうと、A社に売り・買い両方のポジが
残ってしまいます。
ここで、建玉レート差がスプレッドより小さいと、同時決済でマイナスに
なってしまう。
どのような決済条件を設定すれば、
このような事態を避けられるのか
熟考…、本業は上の空、ほぼ1日中悩んでいましたが、おそらく
(決済対象外ブローカー(C社)の売りポジ数)
-|(A社買いポジ数)-(B社売りポジ数)-(決済数量)|
!=(C社買いポジ数)-|(A社売りポジ数)-(B社買いポジ数)
-(決済数量)|
ではないかと…。 今夜から、試してみます。
これが成功すれば、リスク・フリーのEAに1歩近づきます。