『経済指標データ自動取込み逆指値発注プログラム』 と、長々とした名前で呼び続けてきたEAに、ようやく名称をつけました。
EAの中身は、短期取引を目指す 『指標スキャル』 なので、「マバタキをしている間に…」という意味から、"Blink Trade"(愛称、「ブリン」)。 濁音をお忘れなく。
また、昨日は大々的に改造を施しました。
プログラムの軽量化:
経済指標データを保管するバッファー処理をプログラム本体から切り離し、初期化関数内に据えることで、本体部分の処理速度が向上するようにしてみました。
循環部の短距離化:
複数の注文に対して、形式や状況に応じた取引を個別に行うための循環(ループ)機能を持っています。 その循環過程で後続処理が不要になった場合、最後まで進むことなく途中で抜け出し、次の注文に進むことで、無駄な処理や時間を排除しました。
取引ロジック・手法としては、
逆指値注文の単一化:
これまで、発した値を変えない 『固定型』 と値動きに合わせて逆指値を移動させる 『可変型』、2種類の注文を売り・買いそれぞれに発注していました。
ここまでの検証から、「どちらのパフォーマンスが優れているか?」に対する答えを導くことはできませんでしたが、「それなら、いっそのことひとつにしちゃえ!」と、『可変型』 だけを採用することにしました。
これで注文本数が半減するので、発注後の逆指値調整精度は向上すると思います。
損切り値幅の縮小:
これまでは、発注時も約定後も一定の損切り値幅でしたが、経済指標発表直前・直後のスプレッド拡大が沈静していることを確認できた後、損切り値幅を半減するようにしました。
ただ、この縮小値には、まだまだ検証の余地を残していると思ってます。
逆指値注文の保留時間短縮:
経済指標の発表後、保留注文を長い間、放置するのを止め、取り消し時間を早めました。 見切ることも大切かと。
成行利確決済開始時間の延長:
経済指標発表時、初動後の値動きはまちまちですが、第2波、第3波と値を伸ばすケースも、比較的、多いことが分かってきたので、指値から成行利確決済に切り替えるタイミングを遅らせてみました。
さてさて、改造結果がどのようになるか、楽しみです。