米ドル円相場は、「菅首相の円高対策発表」の話題で円安に動いているけど、何だか、嫌~な感じです。
世間の圧力に屈して、何かやらざるを得ないのが政治家の性(サガ)なのでしょうが、欧米当局が「協調せず」と宣言している状況下、さらに、円高の事由・背景が日本にあるわけじゃなく、欧米の経済・財政・雇用悪化に拠るものであることは、誰もが分かっている状況下、有効的な対策などあるとは思えない。
逆に、策尽きた失望感、もしくは安心感(?)により、更なる円高を招くことになりかねないと憂慮する。
無策の策は、「手の内を明らかにしない」ことじゃないのかな…。
ディーラーのほくそ笑む姿が目に浮かんでしまう。
ところで、
日本時間23時に予定されている 『FRB議長の発言』 後の値動きが、来週の 『米・雇用統計』 に向けた相場を形成するだろう。
今日の米・第2四半期GDPはヒット&ランで、早々に撤退したい。