ユーロの爆進も、これまでのところ今日は静まり、次なる方向を模索する 『彷徨い相場』 に入っている感じがします。
さて、
短期でも中長期でも、相場の値動きは一方向に動き続けることはなく、上下動の振幅を伴ってトレンドを形成しています。
すなわち、大抵の場合、上昇トレンドであっても下ヒゲを持ち、下降トレンドでも上ヒゲを持っています。
このトレンドに反するヒゲがトレードを行う際の曲者になりえるのですが、それは一体どれくらいの長さ(pips)なのか調べてみました。
調査対象は米ドル円1時間足の1999年から本日までの過去データです。
調査方法は、
① 1時間足、それぞれが陽線か陰線か判別
② ①が、陽線なら下ヒゲ、陰線なら上ヒゲを選定
③ それぞれの長さ(pips)を計算
④ 集計
この調査の結果、分かったことは、
陽線の下ヒゲ、もしくは、陰線の上ヒゲの長さが、10pipis未満の1時間足は全体の84.3%、15pips未満なら94.3%に達するということ。
もちろん、始値から0.1pipでも終値が高ければ陽線ですから、「だから、何なんだ 」となります。
ただ、確かなのは、
始値から±15pips離れたレートに逆指値注文を置くと、約95%(20回中19回)は、陽線の売りポジ、もしくは、陰線の買いポジをつかむことはない
ということですね。
トレードを行う際の何らかのヒントになるのでは…。