まずは、週明け早々の米ドル円相場に注目しています。
米ドル円は、金融危機後の安値84.8円に、あと僅か1.5円弱までに接近しています。
先週、89円から3日連続で急激に売り込まれた米ドルが、ここらで反発できるのか、それとも続落するのか。
大きな窓を空けてくるようなら、続落、それも急落の可能性が高いと思われます。
続いて、ユーロ米ドルの押し目探しとして、月曜日、終日の値動きが注目されます。
6月7日の安値から40日余りで1130ポイントもの上昇を為した遂げたユーロ米ドル。
今週は若干の減速を予想していますが、それでも200ポイント程度の上昇を期待しています。
そのため、押し目を拾いたいところですが、どこまで押し込んでくるのか。
23日(金)には健全性審査(ストレステスト)の結果が公表される予定ですが、その前には、一旦、売り抜け、結果への反応を観察したいところです。
次は、20日22時に予定されているカナダ政策金利発表です。
市場は、前回6月の0.25%利上げに続き、今回7月も同率引き上げ0.75%の政策金利を見込んでいます。
ただ、前回の声明文では、「今後の見通しがかなり不透明であることを踏まえると、緩和的な金融政策の一段の解除には、国内外の経済情勢を見据えながら判断しなければならない」と追加利上げには慎重なコメントを残していました。
他のG7各国が低金利を続ける中(特に、お隣さんとの関係を考えると)、ひとりさっさと2度目の利上げを敢行できるのか、ちょっと疑問があります。
その上、資源通貨の性格上、世界経済の減速も考慮に含めたいところです。
相場へのエントリーについて、どの通貨と組み合わせるか悩むところですが、やはり欧州か日本になるのでしょう。
こんな具合かと。
週前半に注意を向けたいところです。