決して、取引が控えられているわけではないようですが、ほとんどの通貨ペアに於いて、売り買い拮抗・均衡し、値動きが見られません。
そんな中、ひとり元気なのが、ユーロスイス。
ユーロを売ってスイスフランを買う動きが継続し、史上最安値を今日も更新しています。
ユーロスイスの関係は、リスク選好で米ドルが買われ、リスク回避で円が買われる米ドル円の関係と似ています。
そのことと史上最安値を更新し続ける現状とを考え合わせると、「欧州の不安定性・危機感は増し続けている」という結論に達します。
ユーロ米ドルが停滞を続けているのは、「マズイのは米国だって同じ!」との判断なのか、それともタイミング待ちなのか…。
ところで、
米ドル円の上値も重いですが、それ以上に底堅さが顕著な気がします。
日足や4時間足のチャートの線形から、もっと易々と下値を付けにいくだろう…と思われていたものが、89.2円の手前で頑として跳ね返され続けています。
すぐ下の89.2割れ(もしくは、89.0割れ)あたりにストップを置いて、上値を狙ってみようかと思案中です。