欧米投資機関のレバトリにより、売り込まれてきた欧州・豪州ドルストレートを、買戻す動きが進行しています。
そんな中、昨夜はロシア・中東が、今朝は連休明けの中国が、売り攻勢を掛けたようですが、絶好の買い戻し場を提供した形で終わっています。
今後、月末に掛けレバトリは進みますが、絶好の売り場と絶好の買い場、両方の判断が交錯してゆくように思われます。
このレバトリによる欧州ドルストレートの上昇を見て、一部の評論家や報道は、「欧州危機の終焉近し」と言ってますが、それには幾つもの矛盾があります。
その典型が、ユーロスイス
安全通貨のスイスフランに対して、ユーロの売り込みは継続しています。
月末間近は要注意と思っていますが。
その他、対欧州通貨に対しても同様。
こちらも、月末注意。
これらは、欧州危機が依然として悪化中であることを示していると思われます。