週末の時間を利用して、米ドル円の動向を見直してみました。
相場の流れ(トレンド)を考えるには、時間枠の大きな月足チャートから、週足、日足と徐々に時間枠を縮めてゆくのが良いと言われています。
今の米ドル円の月足チャートは、こんな感じ。
金融危機を経てきた2007年6月を頂点とするピンク色の抵抗線は上抜けし、新たな青色の支持線が描かれつつあります。
すなわち、「底は打った」とも見えるんですが、21移動平均線で跳ね返されているので、月末でこの線を超えてくるまでは、一概に、そうとも言い切れないと思ってます。
週足をとばして(汗)、日足では、
何度か、お話しているように、「短期的には下降」と見ています。
こちらも、「すぐ上に迫っている21平均移動線を超えられるかどうか」が、分岐点になりそうですね。
終値で、この線を超える状態が続くようだと、月足チャートでも6月末は21平均移動線を超えてくる可能性が高まり、短期的にも長期的にも上昇ムードが漂います。
反対の場合には、値動きパターンから、急落の可能性が生まれます。
このような面からも、今週末に控えた米・雇用統計が、米ドル円の今後の動向を決するのかもしれないな…と思ってます。
市場は、雇用者数・失業率共に、改善を予想しているようですが。