ODLジャパン社の米ドル円1時間足過去データを使って、
① ある1時間の値動きと次の1時間の値動きとの関係
② ある1時間と次の1時間の値動きが同方向の時、
さらに次の1時間の値動きとの関係
とても基本的(単純)な検証ですが、たまには初心に返って、こんなことをやってみると、トレードの基本が見えてくることもあります。
①の結果ですが、
ものの見事に、ほとんど偏りがなく、1日24時間、どの時間帯をとっても、前の値動き(上下動)とは無関係に、次の1時間は上下どちらへも等しく動くようです。
まるで、コインの賭けのように。
最初が表でも、次が表か裏かの確率は2分の1 といったようなもの。
②の結果、
前2時間のレートが一方向に動いた時、次の1時間も同じ方向に進むのか? もしくは反転するのか?
こちらも、どの時間帯であろうと、顕著な法則性を示すことはないようなのですが、わずかな偏りを取り出してみると、
朝5→6時、6→7時、2時間にわたって同じ方向に動いたレートが、
8時へ向かう時、
61.0%(62.1%)の確率で 反転 しています。
( )内は、2007年以降の数値
また、2007年以降に限ってみますと、
深夜0→1時、1→2時の同方向の動きが、3時へ向かう時、
62.4%の確率で 反転 しています。
これらの反転は、短期筋の利確の結果を表していると思われます。