(つづき)
驚異的なパフォーマンスに興奮しつつ、自動取引プログラム第2弾の制作を進めていただけに、直近3年間のパフォーマンス不振が分かったときときは、大きなショック。 それと、一緒に喜んでくれた共同制作者さんに、申し訳ない気持ちでいっぱい。
バックテストの標本数は減って、その分、カーブフィッティングの可能性も出てしまうけど、このまま闇に葬る気にはなれず、不振に陥った2007年からの過去データだけを用いて、もう一度、バックテストのやり直しました。
パラメータ(外部引数)の入れ替えを行ってみると、変更前ほどじゃないけど、悪くはないパフォーマンス。
何か他に手はないか…? と考えたのが、約定レートのシフト。
当初の建玉手法は、ダイバージェンスを使って、RSI値が低下に転じているにもかかわらず、高値が更新されるなら『売り』、もしくは、RSI値が上昇に転じているにもかかわらず、安値が更新されるなら『買い』でした。
それを、「高値がαpips更新されたら 安値がβpips更新されたら」と、建玉条件を書き換えてみたんです。
たとえ1pipsでも、より好ましいポジを建てることで、取引回数は減りますが、パフォーマンスは向上するかもしれないと期待して。
まさに、『ちりも積もれば山となる』。
最適化で、それらのα・βを探し、バックテストを行ってみると、
全般的な落ち込みは少なく、2007年以降のパフォーマンスが改善
これなら実用可能と、自動取引プログラム第2弾に採用。
まだまだ改良の余地を残しているでしょうが、2月にオーバーホールを施したDJFXは降板し、こちらのプログラム(名前は、スーパー・ドリームのSDを取って、SDFX)の運用を始めました。
さてさて、どうなるでしょう