激動 の相場変動を創出させた米・雇用統計でしたね。
修正されることが多いことから、来月になってみないと確かなことは分りませんが、アメリカの雇用状況がようやく底を迎えつつあることを示しているように思えます。
そうなってくると、アメリカの政策金利引き上げ時期が早まる気運が浮かび上がり、ドル・キャリー・トレードから、再び、円・キャリー・トレードへと、通貨の流れの転換を招くことになるかもしれません。
現実的には、アメリカの財政や雇用状況が、そう易々と改善されることはありませんが、概して相場は事実よりも目には見えない予測や目論み、噂、心理でトレンドを形成する性格が強いものですから。
ところで、
自動取引プログラムは、雇用統計発表前に稼動を停止していたので、難を逃れることができました。
ちなみに、バックテストで、その状況を再現してみますと
散々たる無残な状況。
このような大敗が、今回に限ったことなのか、それとも雇用統計指標発表時はこのようなものなのか…、過去を遡って確認してみると、
プラスが14回、マイナスが9回、ノートレードが9回
通算では、マイナス時の値が大きく、大きな負け越し
であることが分りました。
やはり、米・雇用統計は経済指標のキング。
逆らわぬが賢明のようですね。