自動取引プログラムの良否についての話の中に、プロフィット・ファクター(PF)という言葉を見掛けることがあります。
それは、
PF = (総利益)÷(総損失)
として求められる数値です。
この数値の高いものは、もちろん良いプログラムに違いありませんが、それよりも大切・重要視しているのは、長期間のバックテストからえられる最大ドローダウン(MDD)で、プログラムの良否は、
(総利益)÷(最大ドローダウン)÷(テスト期間)
の数値に基づいて判断しています。
MDDは、そのプログラムに潜在しているリスクの最大値(証拠金の最大落ち込み幅)です。 この値が大きく、ロスカット値に達してしまうようでは、相場からの撤退を余儀なくされてしまいますので、どれだけPFが高かろうと、このMDDに遭遇した時点で強制終了になってしまいます。
もちろん、長期間に一度の最大凹には目を瞑り、果敢に挑むのも、ひとつの姿勢ですが…。
長期間のMDDを予め知り得るのは、システム・トレードの長所のひとつだと思います。
裁量トレードを行っていると、「取引量(ロット数)を、どのくらいにしようか?」、「大きく投ずれば、益も大きいけど、損も大きくなる可能性があるし…」と、悩むことがあります。 期待と不安の葛藤です。
MDDを用いることで、その悩みを解消できます。
ロット数 = (有効証拠金 x α)÷MDD
ここで、(有効証拠金 x α)は、そのプログラムを稼動する際に許容できる最大落ち込み幅(額)を表わします。
そして、ある期間の総純損益(総利益-総損失)に、ロット数を乗ずることで、その期間に期待される損益を計ります。
ようやく来ました
先週の木曜日以来の約定・決済です。
長かった…。 でも、プラス決済で良かった~。
今は、注文もポジもありません。