お久しぶりです。

『システムトレード』 というものを…と言いますか、『FX』 というものを、

ツラツラ&ツラツラ 基本から再考しています。

そして、時間は掛かりますが、そのための検証を繰り返しています。

それは、「マニュアルトレードとシステムトレードとは、似て非なるもの。 もしかして別ものなんじゃないか…?」、「もしそうだとすると、目的地は同じでも、まったく違ったアプローチがあるんじゃないか…?」 といった疑問の靄が浮かんでいるからです。

これまでに判明したことを、お話してみますね。


まずは、確証を得られたわけではありませんが、システムトレードでは 「損小利大は不適合」 という(私的には)驚くべき検証結果です。

この検証に用いたシステム・ロジックは、

現行レートから○○pips離れたレートに、利確△△pips・損切り□□pipsを有する売・買両方の注文を置き、一方が成約したら他方の注文は削除。 成約したポジションが決済されたら、その時のレートに基づき、同様の注文を繰り返す。

という、とてもシンプルなものです。


損小利大は、私のFXに関する確信のひとつであったのですが、それは儚くも崩れ去りました。

こんなロジックでも、○△□のパラメーターを調整しますと、損益をプラスにできるのです(現時点では、机上の話ですが)。

もうひとつ、もっと基本的なことで、これまでに判明したことをお話してみましょう。

利確△△pips・損切り□□pipsを有する売・買どちらかのポジションを成行で建て、決済された時のレートで、同様の取引を繰り返す

と、どのような結果になると思いますか?

検証開始のレートと終了のそれが同じであれば、売・買どちらの取引であっても、最終的な損益は必ずマイナスです。

これは、ルーレットの赤黒にベットする際の緑(0と00)と同様、FX ではスプレッドがローブローのように効いてくるからです。 1pipsのスプレッドでも、1000回取引すれば、1000pipsですものね。

ここから、「システムトレードでスキャルを目論むのは難しいだろうな」と推察できます。


このような基本的な荒削りな検証を繰り返し、徐々に角を丸めてみたいと思います。 たまねぎの皮むきにならない程度に…。