9月入り後も、すでに初旬が終わりに差し掛かり、相場は本来の動きを取り戻しているようですが、『光陰矢のごとし、FX なり難し』 を痛感。
それにしても、米ドルは弱いですね。 日本や欧州の経済状況と比べ、米国のそれが為替に表われされているほど遜色あるとも思えないのですが、そこは相場。 レートを動機付かす格好の材料にしている気配です。
「…ということは…」、なんて思いながら、チャートを眺めています。
さて、
テクニカル指標をシグナル(トリガー)にする為替取引の場合、ご存知のとおり、2つの宿命を背負っています。
ひとつは、『鶏と卵の関係』 のごとく、値動きありきのテクニカル指標か、テクニカル指標ありきの値動きか。
おそらく、どちらも正しいのでしょうね。
今、現在のテクニカル指標の形状や数値は、今、現在の値動きが作り出すものですが、未来の値動きは、今、現在のテクニカル指標の形状や数値を判断して、作り出されるもの。
これらの因果バランスの平衡点を捜し求めるのが、なかなか難しい。
もうひとつは、俗に言われる 『ダマシ』 (別に騙すつもりなど、全然、無いのでしょうが…)。
「行ける!」と思ったものが止まってしまう。 「抜ける!(戻る!)」と思ったものが戻って(抜けて)しまう。 このような経験はしばしば。
このような宿命を克服することは、神の領域に足を踏み込むような恐れ多いことですが、ちょっとでも近寄れないか…、真似ごとをできないものか・・・と、あれこれ試行を繰り返しています。
自動取引プログラムは、そための手段として見做すこともできるかも…と、最近、思い始めています。
システム・トレードの長所のひとつに、『小まめな更新』 を挙げられます。 もちろん、マニュアル・トレードでも可能ですが、極端な話、毎分ごと、30秒ごとに注文レートを再計算、変更してゆくことができます。
ということは、刻一刻と変化する為替レート、それに応じて変わるテクニカル指標の形状や数値に応じて、発注やそのキャンセル、指値・逆指値の変更を自動で行ってゆけるのです。
ボリンジャーバンドを利用した自動取引プログラムに改良を加え続けています。
最近の主な改良点は、
① 発注レートの5分毎更新
② ブレイク・イーブンに達した際とブレイク・アウトした際のストップロス・レートの変更
結構、面白いプログラムに成長してきました