昨日の米国・雇用統計
数値的に見れば、先月に比べ失業率が0.1%の改善、非農業部門雇用者数変化が20万人の改善。 失業率はもうひと月前の5月レベルに戻っただけで、ホワイトハウスは年内10%への悪化を予想している。 雇用者数だって、改善と言っても、依然、-25万人近くの人が職を失っている。
それでも、相場は大きく動きましたね~。
まるで夏の夜の みたいに、急上昇。
5度喰らいつき、5度とも振り落とされてしまいました
まだまだ夏の風物詩 がたくさん潜んでいるから、要注意ですね。
ところで、今日は、『スプレッド』 の話
何を今さら…と思われる方も多いでしょうが、これがちょっと曲者です。
たまたま、マネーパートナーズ社からメールが送られてきました。
先々週のスプレッド状況だそうです。
業者さんは、安定した低スプレッドを強調していましたが、このグラフを眺めて、考えさせられました。
飛出しているところがありますよね。
これらはすべて、指標発表時のものです。
7/27 23:00 新築住宅販売件数(米)
7/28 23:00 消費者信頼感指数(米)
7/29 21:30 耐久財受注(米)
7/30 21:30 新規失業保険申請件数(米)
7/31 08:30 失業率・全国消費者物価指数他・有効求人倍率(日)
7/31 18:00 ユーロ圏消費者物価指数速報・ユーロ圏失業率(欧)
7/31 21:30 GDPデフレーター・個人消費(米)
7/31 22:45 シカゴ購買部協会景気指数(米)
それほど大きな関心を集める重大指標ではないのに、最低でも5pips、大きければ10pipsもスプレッドが発表時に広がっていることが分ります。 はたして、昨日の雇用統計発表時は、どれほどだったのか…。
狭小ストップ・ロスを心掛けている者にとって、これほどの開きは致命傷になりかねません。 値動きとしての5・10pipsならいざしらず、スプレッドの拡大で損切りされてしまうとすれば、考えもの。
さて、どうする。
『うわさで売って、事実で買う』との格言どおり、指標発表前には手仕舞いするか。 指標発表時だけ、ストップロス幅を拡げるか。
いずれにしましても、やっかいな悩みです。
何かアドバイスがありましたら、お願いします。