『メタトレーダー4』 を使った取引プログラムの長所のひとつに、成行約定レートに応じた指値と逆指値の設定機能が上げられると思っています。
通常の成行注文でも、あらかじめ指値・逆指値は設定できますが、それは指定のレートになってしまいます。
たとえば、約定レートにかかわらず、指値は 95.70、逆指値は 94.90 といった具合。 成行注文を行おうと待ち構えている間に為替レートが変わってしまうと、それらを、再度、設定し直す必要が生じることもあります。
しかし、『メタトレーダー4』 なら、あらかじめ「成行約定レート+50 pips に指値を、- 30 pips に逆指値を」と設定しておけば、たとえば、成行約定レートが 94.85 であった場合、指値 95.35、逆指値 94.55 と自動的に設定するのです。
ただ、「(20 pips + スプレッド)以内の(逆)指値幅設定はできない」というルールがあります。
急激な為替レート変動があるときなど、スプレッドが拡大することも多く、意図に反した大きな損切りが設定されてしまうこともあります。
まぁ、この辺は仕方ないことなのでしょうね。
最近、大問題(ちょっと大袈裟)が発生
なんと、ODLがこの機能を撤廃してしまったのです
以前から、ODLは、取引手法として有効な 『指標発表時の両建て指値注文』 や 『スキャルピング』 を禁止していました。
これらの手法を認める代わりに、成行注文時の(逆)指値注文を取りやめにしてしまったようです。
これは、改善というより、なんだか逆行現象のように思えてしまいます。
もちろん、成行注文後、新たに(逆)指値を設定することはできるのですが、為替レートが大きく変動しているときなど、意図に反した大きな損切りになってしまいます。
これじゃ、損切りの意味が薄れてしまう気がするのですが。
なかなか、ベストな取引環境を望むのも、難しいですね。