本業のため、あちこちへ出掛けていたこともあって(これでも堅気の仕事持ちです)、ちょっと、ご無沙汰してしまいました。
その間、ブログはサボってしまいましたが、FXの検討や研究は、あれこれ、思いつくままに続けています。
たとえば、
同一通貨を両建てにして、スワップで益を生めないか?とか、メタトレーダー4を使って、指標発表時間ちょうどの両建てポジを成行で建てられないか?とか…。
どちらも、「理論的には(机上では)可能だろう…」と思われるんですが、「実際は?」という疑問は大いに残ります。
ネットで調べられる情報も、業者さんの宣伝文句そのままをコピーしたものであったり、現実とはかけ離れていることも少なくありません。
「現実的に実行可能かどうか?」を、ただ今、実験中です。
今日は、システム化を終えたばかりの通貨の対戦成績表について書いてみますね。
まずは、仕組みを説明するため、JPY、USD、EURの3通貨だけを取り上げてみます。
ある時点のUSDJPY通貨ペアチャートが右肩上がりを示していたとしますと、この時点ではドル高・円安、すなわちドルは円より強いことになります。 同様にして、同時点のチャートから、EURはJPYより強く、EURはUSDより弱いことが分かったとします。
すると、この時点のこれら3通貨の強弱を比較してみますと、
USD(最強)>EUR>JPY(最弱)
ということは、
これら3通貨ペアの売買取引の中で、最強のUSDと最弱のJPYを組み合わせたUSDJPYの買いポジションが、もっとも安心して取引できることになります。
このような3通貨の組み合わせだけですと、それらの強弱が僅差である場合も考えられますので、通貨の数を8つに増やし、28通りの通貨ペアの各時間足チャートに基づき、最強・最弱を明らかにするシステムを作ってみました。
下の表は、8月3日の16時26分現在の状態です。
大きな数は強いこと、小さなものは弱いことを、それぞれ示しています。
M5 | M15 | M30 | H1 | H4 | D1 | |
JPY | -7 | -1 | -3 | 5 | -5 | -5 |
USD | -5 | 5 | 1 | 3 | -3 | -7 |
EUR | -1 | -3 | -3 | -3 | -1 | -3 |
GBP | 5 | -1 | 3 | -3 | 5 | 3 |
AUD | -3 | 1 | -7 | -7 | 3 | 3 |
NZD | 5 | 5 | 1 | -1 | 5 | 1 |
CAD | 4 | 2 | 4 | 0 | 2 | 0 |
CHF | 2 | -6 | 6 | 6 | -6 | 6 |
この表から、5分足チャートでは、最強がGBPまたはNZD、最弱はJPYであることが分かります。
これって、あたかもサッカーくじ toto を購入する時と似ていますよね。
前節までの対戦順位表による最強チームと最弱チームの試合が予定されているのであれば、そこは迷わず最強チームの勝ちに印をつけるようなもの。
実際に試してみましたが、ポジ建てのタイミングを見計らえば、結構、使えるようです