『原油価格の崩落』 と 『雇用統計&失業率を織り込むためのドル円の下落』 の2つの事由から、クロス円の暴落を想定して、相場に乗り込み、見事な見込み違いで始まった今週でしたが、週末、ようやく、無事、決済することができました。


週末現在、原油価格は、小幅ながらしっかりと下落を続け、ボリンジャーバンドの吐口である崩落の瀬戸際に立っており、ドル・ストレートは、しっかり値を落としてきています。


しかし、どうも不可解なドル円の動き。

予想よりは、ましだったものの、確実に悪化の一路を辿っている失業率。 予想より10万人も多かった雇用者数の減少。

これら2つの要因から、週半ばに掛けて無邪気に上昇したドル円が、大崩れを起こしてもおかしくなかったはずなのに、高値からたったの1円余りしか落ちずに留まっています。

これは、いったい、どういうこと はてなマーク


何か大きな思惑が絡んでいるような気がして、市場の意向が読みづらく、ドル円は、しばらく静観した方がいいのかも…と思っています。

そして、来週は、原油価格の動向を眺めながら、資源通貨のドル・ストレートで行こうか、とも。



ところで、

昨日、『タイムトラベラー』 と名付けて、検討に取り掛かった自動売買プログラム。

「時間足の異なる標準偏差値線が交差するポイントを、売買のシグナルにしよう」と思い、試作してみましたが、P/F=1.15に大きなドローダウン…。 まったく、使い物になりませんでした。


シグナルを発するプログラムにありがちな共通の問題は、「売買すべき為替の変動を、シグナル発信の要因として使用している」こと。 すなわち、シグナル発信後も同方向の動きが継続すれば良いのですが、それを発したポイントでは、「時、すでに遅し」とばかり、値動きが反転してしまうことが多いんですよね。


バックテスト結果を表したチャートを眺めてみると、「なんで、そんなところで買う(売る)かな~」と苦笑いしてしまいます。


もうちょっと検討を続けてみます。