
この勉強会は日頃の診療で『EBM』を実践されている先生方が毎回交代で講師を務められる形で、主に神奈川近郊の医師、看護士、薬剤師、学生に対してopenに開催されているものです

今回講師を務められたのは立教大学・聖路加国際病院の大生定義先生でテーマは『EBMこぼれ話』でした

大生先生とは実は本学の5年生向けに『EBM』の講義をしに来ていただいているというご縁があるのですが、僕はまだお会いしたことが無かったので、今回とても楽しみにしていました

実際にお会いした印象としては、大生先生の著書を読ませていただいて、予想していた通りの穏やかな先生で、勉強会も終始アットホームな雰囲気で進んでいきましたo(〃^▽^〃)o
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勉強会の内容自体は『EBMこぼれ話』というタイトルとは裏腹に、現在臨床の現場で用いられている『EBM』を様々な切り口から見てみようというもので、初心者には少し難しく感じる部分もありましたが、これからもっと『EBM』について勉強したくなるような意欲を掻き立てるものでした

現在のようにインターネット上に極めて『最新』の医療情報が溢れている世代の医師にとっては、一部の医師が『情報』を必死で探していた時代とは異なり、まるで『EBM』の実践が常識となったかのように思われています

しかし、そのようなprocessが省略された代償なのか、現在の医療において『EBM』という言葉が用いられる際、その響きだけが先行して、中身が全く伴っていない印象を受けることも少なくありません

これから医師になる僕らが『EBM』を実践する際、ただの『データの集め方』や『論文の読み方』ではなく、『いかに目の前の患者のためになるか』に焦点を合わせるためには、この勉強会の講師の先生方のように、長年『EBM』を見続けてこられた方々のお話を伺うことは非常に有意義であると感じました

大生先生、本日は貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
p.s. 以下は先生の著書に載っている、先生ご自身のキャラクターを使った斬新なデルマトームです

[場所] 横浜市民病院 がん検診センター4階 講堂
[参加メンバー] 上杉、田中、児玉、沖久
こだま