実弾射撃など、海外旅行で観光客相手の射的屋さんくらいでしか経験がなく、もっぱらエアガンでの経験しかござんせんが、私の愛読書をご紹介したいと思います。
もう20年も前に購入した本なので、現在では手に入らないと思いますが(笑)
当時、でっかいエアタンク背負ってサバゲーやっていた私にはバイブルとなりましたね。
著者は元米陸軍情報部、元傭兵、元私立探偵でNRA公認射撃指導員でFBIや警察関係者のインストラクターとして活躍、のちに日本人向けに護身戦闘術学校ADCA(ARAI DEFENSIVE COMBAT ACADEMY)を開校した新井国右氏で、『テッド・アライの拳銃護身術』(並木書房刊)という本です。
その中の一説に「ターゲットを狙うな」という章があります。
要約すると・・・
拳銃射撃のインストラクターの100人中100人がターゲットの丸い的の真ん中を狙わせ、その集弾率でクラスの成果を確かめているが、生きた人間の顔を目にした時、普通の神経の持ち主なら絶対にためらいが生まれる。リアクションドローでの拳銃護身術においてはその一瞬のためらいが勝負の明暗を分ける。とあります。
このスクールでは標的射撃は一切行わず、人型のシルエットのターゲットを使用し照準させずターゲットの輪郭に銃弾を送り込む射法を指導するんだとか。
そんで、影法師のターゲットに弾丸を送り込む反復訓練を繰り返し受けた者の目には、どんな条件下で、どんな敵と対峙しても、それは人間ではなく、単純なシルエットの影法師としか映らなくなり、ためらいが生まれずクールに銃を発射できる用にできるそうです。
『小さな標的の中心に弾丸を集めようとするから時間がかかり難しくなるのであって、大きなターゲットに向けて弾丸を送り込むだけでよいとなれば簡単だ。かえって弾を集めようとプレッシャーがないだけに狙ったところに弾が集まるから面白い。』
なんだそうです。
当時は今みたいに電動でBB弾を簡単にばらまけなかった時代。重くて嵩張るエアタンクを背負い、限りある弾(1マガジン3~40発程度)を有効に使い、一度フルオートで打ち込むとすぐ弾切れ、そそくさと逃げ隠れしてはマグチェンジを繰り返す。という戦い方しか出来ない時代でした。
ハンドガンもエアコッキングか固定スライドのガスガンの全盛期でホッピングなんて概念も無い時代、ぎりぎり有効射程まで接近して打ち合っていたもんです。
そんな時に読んだこの一説は目から鱗が落ちる思いでしたね。
ゴールデンウィークに部屋を片付けてたらひょっこり出てきた本で、改めて読んだら当時を思い出して懐かしくなりましたさ。