コロナ禍が始まって間もなくからガイド仲間とZOOMで毎週勉強会を行っています。

毎回お題を決めて、自由にプレゼンをします。

 

今週のお題が、「日本が抱える問題」。

 

いろいろ、いろいろありますね。

その中で特に私がピックアップしようと思っていることをまとめてみます。

 

まず、真っ先に頭に浮かんだのが、英語教育。

 

日本人はどこからどう見ても英語を話すという点において相当遅れています。

アジア諸国を見渡しても、フィリピンは言うまでもなく、

タイ、マレーシア、シンガポール、どの国も若い世代はみな

英語を上手に話します。

 

これらの国がどのように国民に英語を習得させているかというと、

幼稚園から母国語と英語両方使いをしているそうです。

無理なく自然に習得する、理想の形です。

 

日本では、昨年度から小学校で英語が授業として取り入れられました。

まず、3、4年生で週一回の英語活動。

これは単なる活動です。

歌を歌ったりゲームをしたり、英語に親しむのが目的。

そして5、6年生で週二回の授業。

こちらは成績がつく、れっきとした授業です。

それでも中学校とは違い、文法は一切教えないですし、

単語のスペルも書かせません。

やはり英語に”親しむ”のが一番の目標。

 

我が家の20代の息子たちが小学生の頃は

時々外国人先生が来て、一緒に遊ぶ、

くらいのものだったので、かなりの進歩ではあると思います。

 

それでも私は、こんなやり方ではいつまでたっても

やはり話せるようにはならないと思っています。

というより、話せるようにはなれますが、

それには各個人の相当な努力が必要です。

 

やはりアジアの他国のように、

母国語と同じくらいに自然と身に付かせる方がいいに決まってます。

小学生期にすでに母国語が完成されてしまってからでは遅いですね。

それでも今の日本の現状ではその点まで変えるのは難しく、

まだまだ時間がかかるでしょう。

 

それはさておき、

努力しなければ習得できないにしても、

他の教科と同じように成績をつけることが一番の障害になっていると

私は強く思います。

 

学校で習ったとおりの答えでないとバツになる。

このとんでもない縛りのせいで、

我々日本人は完全な文でないと話せない、

間違ったことを言うのは嫌だし、それを指摘されたくないから

むしろ黙っていよう、

そんな心理が働いてしまうこと、

誰でも経験あると思います。

 

語学習得に”点”をつけること、成績をつけることは

ナンセンスこの上ないと思います。

 

もちろん、正確な文法を学ぶことは必須です。

だから、しいて言えば英検やTOEICのような試験は

おおいに活用して、実力を測り証明する手段にするのはいいと思います。

 

でも学ぶ途中で”点”をつけられたら委縮してしまいます。

私はこれこそが、日本人がいつまでたっても英語を話せない根源であると思っています。

 

先日の白川郷オンラインツアーで、

「このコロッケはカリカリだよって言いたいとき、

カリカリはなんて言ったらいいと思う?」

と子供たちに聞くと、

2年生の男の子が、

「カリカーリ!」

と巻き舌気味に答えてくれました。

それを聞いて、そんなふうにカリカリのニュアンスを

音で表現したら外国人もわかってくれるかもね、

と話しました。

 

それでいいんです。

この小さなこどもの、純粋に相手に伝えたい、

その気持ちがあれば、ジェスチャー交じりでも

オノマトペでも、案外通じてしまうものなんです。

 

そんな可愛いこどもたちを見てて、

いつまでもその天真爛漫さで、間違いを気にせず

どんどん英語を話すことに挑戦していって欲しいな、

と思いました。

 

 

 

白川郷バーチャルツアー第二回目を催行しました。

 

今回は2家族、5年生の女の子と、4年生2年生のお姉ちゃんと弟くん。

そしてそれぞれのお母さんたち。

 

みんな積極的に発言してくれてとても楽しい会になりました。

 

当初、2年生には難しいかなと思っていたのですが、

一番元気で、会を盛り上げてくれました。

 

3人とも英語教室に通っているそうで、

たぶんその教室でも学校でも習わない表現方法とか、

こんな風に使うとちゃんと伝わるよ、という

コミュニケーションに役立つエッセンスを教えました。

 

みんなこれからも英語をますます好きになっていって欲しいな。

だって英語を話せれば世界中の人たちと繋がっていけるから。

世界が無限大に広がりますよね。

 

ガイドとしての仕事がゼロの今、

こんな風に小さなこどもたちと関わって、

未来への夢をふくらませることのお手伝いができること、

それをとても嬉しく思います。

 

最近どんどんハイテク技術が進んで、

翻訳機の性能も上がってきています。

将来通訳も通訳ガイドもいらなくなると言う人もいますが、

少なくとも通訳ガイドの仕事はなくならないと思っています。

 

仲間内でやっている勉強会で、先日ある先輩がこう発言されました。

 

”ロボットは、「暑いね」と言ったら、「暑いね」と応える。

でもそれだけ。

ガイドはその時に窓を開ける”

 

どんなに言葉の面での技術が発達しても、

生の人間のように、”考えて・行動する”ようには

そう簡単にはならないでしょう。

 

だから英語でも他の言語でも、自分の口で話せることの重要さは

これからも否定できないことだと思います。

 

小さなこどもたちを見て、

そんな明るい未来に思いを馳せることができた日でした。

 

 

 

白川郷オンラインツアーがHISオンラインツアーサイトに掲載決まりました。

HISはツアーのデモを送った上、審査があるのですが、無事承認されました。

たくさんのご家族に届きますように!

https://www.his-j.com/oe/detail/T2/?area=O9&country=OE4&city=6O6&product=6O61000

構想8カ月、四苦八苦して作り上げたオンラインツアーの第一回目を本日開催しました。

 

初めてのお客様は小学5年生の男の子。ママとお姉ちゃんと参加してくれました。

最初は少し緊張してたのか、表情が硬かったけど、だんだん打ち解けてきて、

最後の方では前のめりになって一生懸命見て、発言してくれました。

 

とても賢い子で、ちょっと難しめなクイズにも近い答えを言ってくれてびっくりしました。

白川郷は行ったことはないとのことでしたが、

”白川郷の合掌造りは火が怖いんだよ”と話すと、前にニュースで火事になったこと見たと

思い出して話してくれました。

そして、夏の風景もきれいだろうけど、冬の雪が積もった写真を見たことがある、

きれいだった、とも話してくれました。

 

火事のこととか、まだ小さい時に見たであろうに、よく覚えているし、

いろいろ投げかけると反応がよく、よいひらめきで答えてくれました。

 

そんな息子さんの、普段とは違う(お母さん言)一面を見て、

お母さんもとても喜んでいらっしゃいました。

 

やっぱり学校で大勢の子供の中で一人の先生と関わっている状況とは違い、

個性がよく見えるし、褒めてあげるとよりよい反応になるし、で、

私自身もとても楽しく嬉しいひと時でした。

 

お母さまからはまた次のものに参加したいとおっしゃっていただきました。

 

第二弾!

考えてはいるけど、一本作るのにとてつもない時間がかかるから~(笑)

 

でも、別の素材でも作り上げていきたいと思っています。

だって、今日のかわいいボクちゃんにまた会えるのだから!

昨年1月、日本でコロナ禍が始まって、

2月初めのツアーを最後にガイドの仕事はゼロになりました。

 

一番衝撃だったのは、

日本人コロナ感染第一号がインバウンド団体のバストライバーさんだったこと。

その時のガイドさんも感染し、そこから一気に日本はコロナ禍に突入していきました。

 

もう一つの衝撃。

ダイヤモンドプリンセス号から感染者が出たこと。

 

私は昨年1月19日に鳥羽港でダイヤモンドプリンセスのショアエクスカーションのガイドをしていました。

それから数日後にテレビで大々的に報道され、

横浜港で留め置かれているダイヤモンドプリンセスが画面に映し出されているのを

悲しい思いで見ていました。

普段とてもお世話になっているお船があんな姿で…

とても残念でした。

 

あれから早1年半になろうとしています。

 

仕事を失った我々通訳ガイドは、まったく違うフィールドでアルバイトをしたり、

オンラインツアーを立ち上げてガイドの仕事を続けている人もいます。

 

私は昨年秋に小学校での英語アシスタントの仕事に就きましたが、

腰を痛めてやむなく断念しました。

 

ところが、その小学校での関わりから、

日本の小学生向けにオンラインツアーを作ることを思いつきました。

 

今までは外国のお客様相手に日本についてのあれこれを語ってきましたが、

実は日本人でも気づいていない日本のいいところがたくさんあるので、

それを伝えたいということ、

そして、外国人と接することはカルチャーショックの連続で、

それがとてもおもしろい、ということ、

それを未来ある小さな子供たちに伝えていきたい、

そのように思い始めました。

 

構想から8カ月。

自分で撮った写真や動画を基にオンラインツアーのコンテンツを作り、

ようやく形が出来上がりました。

 

素人が手探りで作ったものですから、

決してプロのような洗練されたものではありませんが、

私のガイドとしての知識と、小学校でのアシスタント経験で得た

小学生への英語コーチングを交えて、

ご家族で楽しんでいただけるものを作りあげました。

 

昨年度から小学校では英語が授業に組み込まれています。

中学校に上がるまでに英語に親しんでいけるよう、

実用的な英語をお子様に触れさせてあげませんか?

世界遺産白川郷をバーチャルでご案内しながら、

使える英語をコーチします。

 

バーチャルツアーはZoomを使ってご自宅でご参加いただけます。

主役はお子様たち(小学校5,6年生向け)。

もちろん、兄弟姉妹・パパママ・おじいちゃんおばあちゃん、

ご家族そろって楽しんでいただけます。

 

第1回目は無料モニターツアーとします(先着5家族まで)。

ただし、Zoomミーティング画像をプロモーション用に使用する旨

ご承諾いただける場合に限ります(SNS等にもアップします。

参加者の画像だけです。その他個人情報は一切公開しません)。

 

参加ご希望の方はこちらから↓↓↓

 

 

ご質問はコメント欄からどうぞ。

英語の学習で最近気づいたこと。

 

<カランメソッド>

 

カランメソッドという英語学習法ご存じですか?

イギリス発祥のもので、先生の後についてひたすらシャドウイングするメソッドです。

アウトプット・発話の練習にとても有効です。

 

私はこのカランメソッドをオンラインで3年ほどやっています。

1レッスン25分。できるだけ毎日やってきました。

 

カランメソッドを取り入れているオンラインの会社はいくつかあります。

私は現在はネイティブキャンプという会社のをやっています。

カランメソッドは先生にとってはとても過酷なので、通常のオンラインレッスンより高額設定になっています。

ネイティブキャンプではあらかじめコインを購入します。

 

そのコインをまとめて購入し、気がついたら失効間近だったので、

ここ1カ月ほど1日2回レッスンを受けていました。

 

そして、久しぶりにTOEICのリスニング音源をシャドウイングしたところ、

嘘みたいに滑らかになっていて自分でびっくり!

 

ほんの短期間でも練習時間を倍にしただけでこの効果か!と驚きました。

 

こんな風に、時々ブレイクスルーの瞬間が訪れると嬉しいですね。

 

ちなみに失効間近分のコインを消化した後はまた1日1回に戻しました。

さすがにお金がかかりすぎるので(笑)。

 

ともあれ、集中的に練習時間を長くするのは有効だということです。

ガイドの仕事が再開される時にはまた集中的にやろうかなと思っています。

 

 

<ゴダイゴの歌>

 

最近アレクサで音楽聴いています。

ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、ビートルズ、クラシック…。

 

ふと思いついて、中学生の頃よく聴いていたゴダイゴをリクエストしてみました。

 

いや~アレクサ、というかアマゾンミュージックあっぱれです。

ゴダイゴの有名なヒット曲のみならず、すご~くマイナーなアルバム曲も

次々かけてくれます。

40年も前に聴きまくっていたゴダイゴの英語の歌。

ほんとに久しぶりに聴いたのに、口から歌詞が出てくるではありませんか!

 

これには自分でもびっくりしました。

 

中学生の頃はただひたすら耳から聞こえてくる音を”真似”していただけ。

もちろん細かい部分は拾えないのでごまかしながらです。

それがこれほど時を隔てて今また口ずさめるのってなんかすごい!

だってマイナーなアルバム曲なんてほんとに40年ぶりだったんですよ。

 

聞こえた音を真似てみる、これも学習の有効な一手段ですね。

もちろん、完全にものにするためには、しっかり文字を追って音を真似て、

意味も理解する方がいいです。

 

で、今現在も歌詞はなかなか正確に拾えません(苦笑)。

せっかくだから歌詞カード検索してみようかなと思ってます。

(マイナーなのは難しいかな…。)

 

 

<ドラゴン桜2>

 

たまたま新聞のテレビ欄にドラマ・ドラゴン桜2の7話の予告が書かれていました。

ゆりやんレトリィバァが英語講師として赴任し、独特の方法で英語のコーチをする、

そして、ゆりやんのコメントとして、

 

「ドラマの中での指導法は実際に私が受験の時にやっていたものです。」

 

とありました。

とても興味をそそられたのでドラマを見てみました。

 

リスニング強化のための授業で、ポップな洋楽に合わせて体を動かしながらシャドウイングしていく、というものでした。(ボソボソシャドウイングと名付けられていました。)

完璧にわからなくてもいい、あやふやでもボソボソとシャドウイングする、

それによって結果的にリスニングも鍛えられるとのことでした。

 

この”体を動かしながら”というのは、メンタリストダイゴさんも記憶する時にすごく有効と言っています。

 

 

私が中学生の時にただ真似だけでゴダイゴの曲をいわばシャドウイングしていたのは

いいトレーニングだったんだ!と今になって気づかされました(笑)。

 

小学校での英語アシスタントの仕事。

前回もお話ししたように教育委員会からのお達しで、子供たちの前では一切日本語を話さないという決まりになっていました。 

 

私が派遣された学校には英語専科の先生がいらっしゃって日本語で授業されていたので、私は先生との英語のデモンストレーションをするくらいでした。

 

ところが教育委員会の方針はあくまでも英語での授業を主体とする、でした。

専科がおらず担任の先生が授業しなければいけない学校では、アシスタントが主となって授業を進めます。 

そのアシ先生がオールイングリッシュで授業をした場合、どうなるか…。

担任の先生が通訳できるようなら問題ないですよね。 

ところが教育委員会は担任にも日本語を使わせないように、と私たちに指示していたのです。

 

研修で私の隣にいた人が、ボソッと、 

そんなの無理だわ、全然現場をわかってない、 

とつぶやきました。 この方はすでに経験者でした。 

 

私もそうだろうな、と思いました。

 

幼稚園・保育園の子供たちと英語で一緒に遊ぶのなら大丈夫でしょう。 

でも、小学校高学年相手に教科書に沿ってオールイングリッシュでというのは無謀すぎます。

文法も何も基礎的な知識がまったくないのに、英語の文章を聞いて理解できるわけがないです。 

 

とある学校で、教育委員会の指示を守って1学期間オールイングリッシュで授業した専科先生がいらっしゃいました。

2学期からその学校へアシスタントとして派遣された私の友人から聞いたのですが、その熱意ある先生の授業は子供たちにまったく理解されず、「先生何言ってるかわかんない」「英語の授業つまんない」との声が上がり、保護者に伝わって学校に苦情が寄せられ、結局日本語で説明しなければ無理との判断になったそうです。

 

そりゃあそうでしょ(*´Д`)

 

 

赤ちゃんが育っていく中、毎日お母さんが日本語で話しかけますね。 

その時、物や行動と言葉の音が重なって単語が意味あるものとして認識されていく。

最初は、まんま、ブーブー、わんわん、のように 単語で覚えていきます。 

それが「まんまたべる」のような2語文になり、3語文に、

とどんどんしゃべれるようになっていきます。 

母国語というのはこのプロセスを踏んで自然と身についていきますね。

 

もし、英語も日本語と同様に自然に身に付かせたいなら 日本語と英語を同じボリュームで聞かせないといけません。

 

たとえばお父さんが英語ネイティブ、お母さんが日本人で、 それぞれが母国語で話しかけていけば同時習得は可能でしょう。

 

もしくはインターナショナルスクールに通わせて、 学校では英語、家では日本語、これもいいでしょう。

実際、アジアでダントツ英語の上手な国フィリピンではそのようになっています。 

なので高齢者を除けばほぼ全国民が母国語のタガログ語と英語を両方話せます。

 

他にもシンガポール、タイ、マレーシアなど、同様に英語を幼児期から平行して学ばせるので彼らはとても上手に英語を話します。

 

日本でもそれが真似できればいいのですが、これはまだまだ難しいですね。 

 

もし、経済的にも地理的にも都合がついてインターナショナルスクールにお子さんを通わせられるなら素敵ですね。

私も実はそうしたかったですが、自宅から通えるところにはなく諦めました。

芸能人の二世がインターに通ってバイリンガルになっているのは本当にうらやましいです。

 

ただ、インターに通わせるなら、絶対に家庭内では日本語を話すべきと思います。

 

子供をインターに通わせていて、家でも母子で英語を使っているという人がいます。 

これはよくないと私は思います。 

 

近い将来日本を離れるのならいいですが、あくまでも日本人として生きていくなら、日本語を完全な母国語として習得させるべきです。

 

これはある言語学者の講義を聞いて学んだことなのですが、 人間は言語によって人格形成に大きな違いが生まれる、そうです。 

その言語学者さんは奥さんがロシア人なので、息子さんは日本語とロシア語両方話せます。まだ小さいのですが、すでに日本語を話す時とロシア語を話す時では息子さん本人の感情の起伏が違うそうです。

 

日本人は日本でしか使われない日本語を話す、世界的に見ても特殊な環境下にいます。 

そしてこの日本語がこれまたかなり特殊な言語なのだそうです。 

 

日本語は、”あいうえお”だけ母音が独立していて、あとは子音+母音で音が作られています。 

 

K(子音)+A(母音)=か 

 

このK+Aの”か”という音を聞いた時に、KとAを分けて聞くことができているのです。 

これは和音を聞いているのと同じです。

この和音を聞く力、これは日本人特有のものだそうです。 

 

そのために、例えば鈴虫の鳴き声が外国人にとっては雑音としか聞こえないそうですが、日本人には風流なもの、と聞こえるのです。 

この話、外国からのお客様にもしますが、 日本人が自然界の音にとても敏感で、しかもそれらを風流と感じる、ここから日本人の美意識が生まれている、 そして”わびさび”へと通じていく… と説明するのはとても難しいのですが、日本人の美意識ってそんなふうに出来上がっているのです。 

 

そしてこの和音を聞き分ける能力、それがあるから逆にいろんなことを融合する力も日本人は持っているそうです。 

 

例えば食。 外国から入ってきた料理を、日本人の口に合うようにアレンジしてしまいます。 その最たるものラーメン。 

本場中国で食べられている物とはまったく違って、もう日本独自の料理として確立されていますね。 

日本食として認知度NO1の天ぷらはポルトガルから来ているし、 家庭料理の定番カレーライスはもはや本場インドのカレーとは似て非なるものとなっています。 

他にもフレンチ、イタリアン、様々な各国料理を本場で食べるより 日本で食べる方がおいしいと感じるのは私だけでしょうか? 

 

文化の面でも日本人は”和する”ことが得意です。 

 

個を大切にする西洋とは真逆に、日本人は”和する”ことが何より重要と考えます。 

これはひとえに農耕民族であることに大きく起因していると言えますし(米を作るのには集団で協力しなければならない)、 

日本は昔から自然災害が多いので、皆で協力して生きていかねばならなかったという背景もあるでしょう。 (東北の震災の時に、暴動も起こさず整然と並んで配給品を待つ日本人の姿が海外から称賛されましたね) 

それらが要因して日本人の”和”の精神が形成されたのは間違いないと思いますが、先ほどの言語学者先生は日本語体系があるからあらゆるものを融合させる”日本語脳”が作られたと考えておられます。 

 

言葉が先なのか精神形成が先なのか、にわとりの卵みたいですが、 

私はどちらが先というより、両方相まって出来上がったのではないかなと思っています。 

 

ともあれ、この”日本語脳”は本当に世界標準から見ても特殊だそうです。 

せっかく日本として生まれたのだから、日本語脳を持つ方がいい、 そして日本人らしさを持ち続けていく方がいいと私は思います。 

 

その言語学者先生は日本語脳を育てるために特に幼児期(0~6歳)に徹底的にきれいな日本語を教えるべき、と言っています。 

 

先ほど申したように、日本語と英語、もしくは多言語を赤ちゃんの時から同時進行で身につけるのは個人的にはいいと思います。(反対意見も聞いたことありますよ。人格形成に支障が出るとか…。でも世の中国際結婚夫婦の子どもできちんとバイリンガルで立派に育っている人が多くいるので、私はその反対意見には賛同しませんが。) 

 

話を初めの方に戻しますが、

幼児期に日本語のみで育った子どもに、小学校の高学年からいきなり英語オンリーで接したところで意味はないんです。 

すでに日本語体系が出来上がっているのだから、文法からその違いをしっかり説明する必要はあるわけです。 

 

現在の小学校では文法はまったく教えていません。 

歌やチャンツを使ってフレーズを覚えさせ、英語を理解させるのではなく、英語を楽しませる、に重きを置いています。 

 

これには賛否両論あるかと思います。 

 

まず英語を好きになってもらうこと、これはもちろん大前提。 

ただ、高学年ともなると、ある程度の文法、と言うより、文の組み立て方くらいは教わった方がいいんじゃないかな、 と私個人は思っています。 

 

まだまだ日本の小学校での英語授業は始まったばかりなので、 今後いろいろ紆余曲折していくのかもしれませんね。 

 

それにしても、”英語に親しませる”ことを主眼にしている小学校ですが、

成績をつけることには私は大反対です! 

 

日本人がなぜいつまでたっても英語がまともにしゃべれないのか? 

ほかのアジア諸国はペラペラしゃべるのに! 

それはひとえに成績をつけることにあると思います。 

 

間違ったら減点。減点されないように教科書通りに、先生から教わった通りに書く、話す。 

そんなふうだから間違いを気にしちゃって話すことに身構えてしまう。 

これだと思います。 

 

英語が学校で”教科”である限り、日本人の英語力はなかなか向上しないんじゃないかな…。

コロナ禍が始まって、
私の通訳ガイドとしての仕事はゼロになってしまいました。
ただいま完全失業中です。

そんな折、昨年、名古屋市が小学校での英語アシスタントを募集していたので応募してみました。

小学生との関わりは、自分の子供以外には
子供会の役員をやった時くらいでしたし教員資格もないので、
まったくのフィールド外のことでしたが、
無事採用され、とある小学校へ派遣されました。

この英語アシスタントの役割は、
英語に不慣れな担任の先生を助けるというものでしたが、
私が派遣された学校には英語専科の先生がいらっしゃったので
特に出番もなく、完全に補助に回って子供たちの世話をしていました。
そして教育委員会からの指示で、日本語を一切使わないようにしていました。

でも専科先生は私のことを「ひらしま先生」と呼ぶし、
名札にも漢字で”平嶋麻紀”と書いてあるし、
どっからどう見ても日本人のおばちゃんだから、
そんなんで通用するのかな?と思っていましたが、
英語しか話さないでいると、「アメリカ人?」とか聞いてきて、
小学生って簡単にファンタジーの世界に行けるんだなあ、
と感心してしまいました(笑)。

とにかく可愛い!
5年生ともなると体がしっかりした女の子たちもいますが、
中身は本当に子供。
まだまだ無垢で純真な子供たちにすぐに心奪われてしまいました。

だって、女の子からもらったお手紙に(もちろん日本語)、
”先生、これ読めるのかなあ”
って書いてあるのですよ。

可愛い過ぎ!

”ごめんね、バリバリ日本人おばちゃんなのよ~”
と心の中でつぶやいていました(笑)。

まあ、もちろん中にはかなりやんちゃな子もいました。
典型的なガキ大将タイプ。
常にガチャガチャ落ち着きがなくうるさくしてる子。
教科書も開かずにひたすら消しゴムで工作してる子。
かまって欲しくていちいち私にちょっかいを出してくる子。

でも、それでもどの子もみんな可愛くて仕方ありませんでした。

反抗的な態度をとりながらも、少しでも出来ている部分を褒めてあげるとすごく嬉しそうな顔を見せてくれたり、
迷路のような学校で教室がわからなくて困っている私を
こっちだよといつもとは違う親切な態度で連れて行ってくれる子もいました。

そして真面目に取り組んでいる子も、
「いつも頑張ってるね」と声をかけるとさらに頑張ろうとしてくれます。

また、やんちゃでもなく真面目にしていても遅れ気味の子たち、
この子たちのフォローが私のメインの役割でした。
教科書に正解を書いていればすかさず手を挙げるように励まして、
先生もすぐに当てて下さり、無事答えられて褒められて、
嬉しそうな顔を見せてくれると、私も一緒にガッツポーズです。

そして英語の授業には特別支援学級の子たちも一緒に参加していました。
その子たちが授業に付いていくのは少し難しく、
それこそ私の出番だと思い、そばでコソッと日本語でフォローしながら面倒みていました。
大きな声で単語をリピートしてる姿を見るととても嬉しくて、
いつも幸せな気分にさせてもらっていました。

小学校の先生ってすごい仕事だな、こんなにもやりがいがあるなんて素晴らしいな…
生まれ変わったらガイドになるか小学校の先生になるか迷うかも…
などと思ってしまうくらい素敵な仕事でした。

ところが残念なことに、ずっと立ちっぱなしの仕事だったので
腰をひどく痛めてしまいました。
ガイドで一日2万歩とか普通に歩きますが、

狭い教室でほぼ動きなく立ってるのは思いのほか辛くて、
ゆくゆく本業に差し障ってもいけないので辞退することに決めました。

学校で子供たちと関われたのはほんの3カ月。
もうあのかわいい子供たちには二度と会うこともないだろうと思うととても淋しかったです。

特に、日本語を話してはいけなかったので、満足におしゃべりもできなかった…。
もっといろんな話がしたかったし、通訳ガイドの仕事のこととか、世界のこととか、
日本の素晴らしいところとか、たくさんのことを伝えたかった…。

そこで思いついたのが、小学生向けのオンラインツアーでした。

ガイド仲間の幾人かは外国人向けにオンラインバーチャルツアーを行っています。
私はそれを日本の小学生向けにやりたいなと思っています。

ガイドとして名所を案内しながら、
こんな時英語だとこう言う、みたいに英語学習のエッセンスも混ぜこみながら、
とにかく英語に触れることに抵抗なく、
英語は楽しい!外国人とのふれあいは面白い!
日本にはいいところがいっぱい!
と思ってもらえるようなツアーを現在構築中です。

このオンラインツアーを立ち上げたら、
あの小学校の子供たちにも再会できるかな、
などと楽しい妄想を巡らせています。

とは言うものの、IT関係に絶望的に弱い私に
オンラインツアーが簡単に作れるはずもなく、
知識のある人に頼りながらモタモタやってます。
でもどれだけ時間がかかっても必ず立ち上げたいと決意しています。

出来上がったらこのブログでもご案内します。

一人でも多くの子供たちと出会えることを楽しみにしています。
 

前回、日本に居ながらにして子供に英語を習得させるのは至難の業と書きました。

でも、この習得させるというマインド、

これがネックなのだと私は思います。

 

親がいくら子供に英語を身につけてもらいたいと思っても、

子供本人にその気がなかったら決してそのようにはならないでしょう。

これは英語に限らず、何でもそうですよね。

 

「馬を水場まで連れて行っても、

その馬に水を飲ませることはできない」

”You can lead a horse to water, but you cannot make him drink.”

 

結局は子供自身の意思がすべてなんです。

 

子供がみずから、英語を話せるようになりたいと思うこと、

これ以上に強いモチベーションはないと思います。

 

でも日本に住んでいて、小さな子供が外国語に触れて刺激を受ける、

なんてことそうはないですよね。

 

たまたまの環境やちょっとしたきっかけが

子供の興味がどこに行くかを決定づける、

そうではないでしょうか?

 

私の場合、中学生になったばかりの頃に英語の歌に出会ったこと、

それが英語に興味を持ったきっかけと前回書きました。

 

でも、実はそれ以前に潜在意識に深く残る出来事があったのです。

 

小学校3年生くらいの頃、ご近所に大学教授が住んでいました。

そのご夫婦にはお子さんがなく、私の親友のお母さんと旧知の仲だったので、

その親友Yちゃんはよくかわいがってもらっていました。

 

ある日Yちゃんと外で遊んでいると、

その大学教授の奥さんが家にあげてくれました。

何でも、教授であるご主人が海外出張から帰ってきたので

お土産をあげたい、とのこと。

 

Yちゃんと一緒に居間に通された私は、

部屋中に飾られている珍しい外国の物に目を見張りました。

 

そしてYちゃんだけお土産をもらいました。

それはソ連のお土産、マトリョーシカでした。

(普段付き合いがないとは言え、私の目の前でYちゃんにだけあげるという

のはどうかと思いましたが苦笑)

 

それらの外国製品の数々はどれもとても珍しく、

私は衝撃を受けました。

そして思いました。

世界には日本とはまったく違う物があるんだ、

外国というのはなにやらとても素敵な感じがすると。

 

これが私の外国とのファーストコンタクトでした。

 

そしてその何年か後に英語に出会い、

外国との接点を見つけたのです。

 

このようなストーリーは結構ありますよね。

もっとも、なんら環境からの影響を受けずに

天命を知る人もいますが、

ほとんどの場合、環境が人の行動・意思決定に

大きく関わってきますよね。

 

だから、子供が英語の勉強を自発的にする

ような環境作りが必要なんだと思います。

 

昨日、ガイド仲間の佐々木礼子さん(あだ名はへいちゃん)が

小さな子供を持つ親御さん向けのオンラインセミナーを開講し、

その第一回目に私も参加しました。

 

へいちゃんは英語だけでなくポルトガル語の全国通訳案内士資格をも持つ才女です。

高校時代にアメリカへ留学し、大学ではブラジルへも留学しました。

その実体験からのお話はとても説得力がありました。

 

へいちゃんは周りからよく、子供に英語を教えて欲しいと言われるそうですが、

週に一回教えたとしても、日頃の繰り返しの取り組みがなければ習得は難しいから、それよりもどのように子供に英語学習の環境を整えてあげるか、それを伝えていきたいと話していました。

激しく共感します。

 

前々回のこのブログで、私はインプットの大切さについて書きました。

子供もしかりです。

 

へいちゃんの例えを引用すると、

ピアノ教室に通うとしても、一週間は自分で練習しますね。

教室で先生の指導を受けてまた一週間練習して、

その繰り返しで上達します。

語学も同じです。

週に一回英語教室に行ったからといって

英語が話せるようになるわけではありません。

 

では、小さな子供の場合、自己学習をどのようにしたらいいのか、

それについて具体的なアドバイスをされていました。

 

そのうちの一つに、へいちゃん考案のカードゲームもありました。

このゲーム、とてもよく考えられていて、

家族で簡単に遊びながら自然と英語に親しめます。

 

そんなふうに、普段の生活の中に無理なく英語に触れる時間を作って、

親子で楽しむ、

まずはそこがスタートになるでしょう。

 

とにかく子供に「英語っておもしろい!」

そう思わせられたらしめしめです。

 

そこから子供がもっと勉強したい、留学したい、

と自発的になってきたら、

あとはもう、全力でサポートしてあげてください。

 

さすがに留学にはまとまったお金が必要です。

でも手段はいろいろあり、とても安く行くことも可能です。

その点についてもセミナーで具体的に説明がありました。

 

まだそこまで考えないとしても、

ご家庭で無理なく楽しく英語に親しむ環境作り、

これならすぐにでもできます。

特に最近は無料で利用できるコンテンツもたくさんあります。

いい時代になりましたよね~(笑)。

 

へいちゃんのセミナーは216WORKSという会社のHP

載っています。

ご興味があればぜひお問い合わせください。

 

昨日のセミナーの後、へいちゃんと熱く語り合いました。

私たち通訳ガイドは外国人相手に仕事をして、

互いの文化や考え方の違いがおもしろ過ぎたり、

びっくりさせられたりの連続で、

でもそういう楽しい仕事に就けたのは英語の勉強を頑張ってきたから。

こんな楽しい仕事があるんだよ、ってことを子供たちにも伝えたいし、

ガイドにならなくても、文化の違う外国人と触れ合うことは

それだけでとても面白い!

だから英語を勉強しよう!

と伝えたい!!

 

そんなふうに熱くなっておりました。

 

英語の習得がゴールではなくて、

英語を習得した先の世界に触れることがゴール。

そう設定すれば、たとえ中学・高校へ進んで、

英語学習が無機質でストレスフルなものになっていっても、

最終ゴールの楽しい世界を夢見て頑張れるのではないでしょうか。

 

日本の子供たち、

みんな英語を得意になってほしいし、

それを引っさげてどんどん世界に羽ばたいていってほしいです。

私が英語を好きになった理由、

それは中学に上がる頃、英語の歌に出会ったからです。

ゴタイゴとビリー・ジョエル。

 

ゴダイゴはオールイングリッシュで歌う、当時としては異色のグループでした。

ゴダイゴの曲は、普通の歌謡曲のような愛だの恋だのというありふれた歌詞ではなく、

もっと大きな世界観を表現していて、

どんがり気味の中学生の私はとりこになってしまいました。

そして、英語の歌詞を自分なりに理解しようとして、辞書を引いて調べたものです。

 

大ヒット曲のガンダーラ。

“Gandhara, Gandhara, they say it was in India.”

この部分”they say”のthey は学校で「彼らは」と習った…

でも彼らって誰のこと??

それで辞書でthey を引いてみた…

そしたらドンピシャありました!

”They say ~ で「〇〇だそう」。

つまり、「ガンダーラ、ガンダーラ、それはインドにあったそうだ」

だったのです。

 

学校で習うことだけでなく、辞書の中にははるかに広く深い意味がたくさん載っているのだと知りました。

They say は後に学校でも習いましたが、自分で辞書をめくり発見したことはこの上ない喜びで、

英語っておもしろい!と思いました。

これが原体験となっています。

 

それからの私の夢は、留学することでした。

高校時代には留学ジャーナルという雑誌を毎日眺めていました。

でもまだまだ当時は留学なんてお金がかかりすぎて、一般家庭では無理な話でした。

だから大学に行ってからサークルにも入らずひたすらバイトに励んでお金を貯め、

3週間のホームステイに行きました。

 

たったの3週間です。

 

もちろんそれは夢のように楽しいもので、今でもホストペアレンツとは繋がっていますし、

私の人生の中で、自分自身の手で勝ち取った最高の3週間でした。

 

でも本当はもっと長く留学したかった

その思いは今でも心残りとなっています。

 

だから子供が生まれた時、いずれは留学させたい、私のように英語習得で苦労させたくない、

と思っていました。

 

私には3人の子供がいます。みんな男の子。すでに全員成人しています。

 

長男が生まれてすぐ、英語の子守歌を聞かせました。

そして当時大々的に宣伝されていた、

ディズニーのワールドイングリッシュを

大枚はたいて買いました。

2歳の長男は、ビデオや単語音声キットを楽しんでいました。

 

ある日、近所の34歳年上の男の子が遊びに来て、

リンゴの絵の単語カードを見て、

「ボク、りんごって英語でなんて言うか知ってるよ。

 アップルって言うんだよ。」と言いました。

そしたら長男が、「アポー」とネイティブ張りの発音で言い直しました。

もう私は嬉しくて嬉しくて、きっとこの子はいずれ英語がペラペラになるだろうと妄想していました。

 

でも

 

英語教材も子供にとってはしょせんおもちゃです。

おもちゃは一定期間過ぎると飽きるのです。

だんだんと興味を見せなくなり、大量のキットが邪魔なオブジェと化してしまいました。

 

次男、三男も同じです。

 

この教材を否定するつもりはまったくありません。

でも、教材に頼っているだけでは大した結果は得られないということです。

 

例えばせめて私が根気よく英語で話しかけていれば違ったかもしれません。

でも、私の英語なんて、特に当時は教科書で習った表現しか知らなかったし、

日々の生活におけるちょっとした表現なんてスラスラ言えるわけないのだから、無理だったわけです。

(と言うか、日常の何気ない表現の方が難しい!)

 

子供たちが小学生になった頃には、ECCジュニアにも通わせました。

楽しんで何年か続けられたのは次男だけでした。

 

この次男だけが英語を好きになり、大学では国際英語を専攻しています。

 

でも私が持っていたような野心はまったくなく、

「留学行っていいんだよ、ってか行ってよ!」

とこちらから説得するような形に(;´Д`)

 

元来ビビりくんなので決断するのに相当な時間がかかり、

ようやく行ったとほっとしたのも束の間、コロナのせいで半年で帰ってきてしまいました。

まあそれでも半年間で得たものは大きく、行ってよかったと本人は言っています。

 

留学前のTOEIC500点台。

留学後は845点。まさかの私の最高点と同点!

息子は向こうで真面目に勉強に取り組んでいたのでその成果でしょうが、

それにしてもやっぱり現地でどっぷり英語漬けになるのって習得への近道なんですね。

 

息子の会話レベルは私と同じくらいかな。

でも受験英語の勉強ははるかに息子の方が頑張ってたから

文法力は息子の方が上です。

ただ、まだまだビジネスで英語を駆使できるレベルではありません。

そこそこ英語ができる日本人レベルなのです。

 

もっとも、私が40年以上かけて達した今のレベルに

わずか半年で追いついてしまったのは驚愕に値します。

今後も本人の意欲次第でいくらでも伸びるでしょう。

(私は40年間英語の勉強に頑張ってきたわけではありません。

それこそ前回までにお話ししたように、大してインプットの

努力もせず、なんとなくの取り組みしかしてきませんでした。

気付きがあって勉強法を模索し、レベルアップの軌道に乗り始めたのは10年ほど前からです。)

 

(少し話がそれましたが)

三人の息子たちに同じような環境を与え、応援し、

いつでも世界に飛び立てるように道を整えていましたが、

上と下の2人はその道には興味を抱かず、

唯一選んだ次男も、”そこそこ”なんです。

 

さあ、いかがでしょうか?

英語をなんとかものにしたい、子供に英語で苦労させたくない、

やれることはひとしきりやっている

私と同じような経験をお持ちの方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

でも、本当に思うのは、やはり日本にいて英語を完全習得するのは至難の技だということです。

 

それでも日本にいながら子供たちに英語を習得させるのは決して”不可能”ではありません。

 

ちょっと長くなったので、これについては次回に続きを書きたいと思います。