目指せGTECフルスコア!~ビジネス英語達人への道~

☆性格上、体系的にやるのは無理そうです。日々学んだことを書き付けることにします。


☆再びLondon滞在していました。スピーキング力については「夏と比べても落ちてない」ととりあえず誉められ、ますますやる気を出しています。

Amebaでブログを始めよう!

"Breakfast at Tiffany's"(1961)

父がオードリーの大ファンなので子供の頃から何度『ローマの休日』や『マイ・フェア・レディー』を観たことかわかりません。今回は『ティファニーで朝食を』『おしゃれ泥棒』を連続で観ましたが、面白い会話が多いのは前者の方かと(ヒーローがかっこいいのは後者の方だけど)。


こちらのサイト にあらすじから素敵な台詞まですべて載っているので教材としてお使いください。


私はDVDを何度も一時停止してオードリーの台詞を同じアクセントで真似っこしてみました。これ有効(な気がする)。

"The Mark of Zorro"(1940) で拾ったフレーズ

いろいろあって、ネット離れが続いています。


現在読んでいる本、"The Google Story"。例のGoogleの成功物語です。大きい書店の洋書コーナーには絶対あるはず。読みやすく、ビジネス関連の単語も豊富なのでお勧めです。


最近は古い洋画を観ては気に入ったフレーズを集める、ということをやっています。本日は、"The Mark of Zorro"(邦題:怪傑ゾロ)。正直、全員スペイン語訛りなので英語の学習には向かないかも。ゾロ好きなので観ました。いずれにせよ、昔の映画は趣きがあって良いですね。では、羅列します。ごめんなさい、整理しなくて。


Stop staring at me.
I'm honoured, but bewildered.
peon
reprimand
must have cost you plenty.
caballero
Of course, to be sure.
How delightful.
We're overwhelmed by the latest fashions.
How vexatious.
You are more radiant, more lovely than a morning in June.
imposter
convent
altar
Oh, heaven spare me. My blood chills at the thought.
plunder
Amusing, don't you think?
I should be petrified.
I was positively suffocating with boredom.
Then let's fly. I'm dying for a canter.
What could be stronger than a matrimonial alliance?
I mustn't make you discontented.
poise
You'd be completely ostracized.
dowry
condone
tepid
life can be trying, don't you think?
repulsive

Londonで仕入れてきた単語たち

卒論が終わった瞬間Londonへ飛び、留学中お世話になった先生方と遊んできました。プロのネイティブ講師と何時間でもマンツーマンでしゃべっていられるわけで、語学学校に通うよりよっぽど効果的なのですが、もちろん一度は語学学校に通わないと彼らと個人的に親しくなれないわけです。夏の三ヶ月間、私はほぼ毎日授業の後、個人的に30分ほど世間話をしていたので「今度Londonに来るときは連絡してくれ、飲みに行こう」と何人かに誘われており、それを果たしてきたのでした。


しかし彼らに会ったとき、以前は簡単に聞き取れていたはずの発音が聞き取りにくく、一瞬戸惑いました。おそらくこっちでアメリカ英語ばかり聞いているからでしょう。もちろんすぐに慣れましたが。やっぱりBritish EnglishはCoolです。


☆間違いの訂正

・originally →「私はもともと~な人だから」っていうので使ったら怒られた。alwaysなどを用いて「普段から~な人」と表現するのが良い。originallyだと「起源」の意味になってしまう。

・Mind your own business!→日本語だとよく「余計なお世話」と訳されているが、用いられる場所はより限定されるらしい。たとえば何か答えたくないことを聞かれたときに使える。ex. "Have you got a boyfriend?" "Mind your own business!"

☆単語

・vile →disgustingのもっと強いもの。残念ながら文脈を覚えていないが、けっこう強い言葉らしい。

・stand-offish→打ち解けない様子。イギリス人や日本人は最初stand-offishだが…という文脈で出てきた。

・pretentious →二日間に二人の口から聞いたから、知っておかなければならない単語だったのだろう…大げさに表現して実際よりよく見せようとしている意のadj. 前衛芸術などはpretentiousと言える。

・quaint →以前訪れたDublinの街の美しさを表現する形容詞がわからず、教えてもらったのがこのadj。古風で美しい様。そのときいた古い感じのパブもquaintだ、と言っていた。

・bout → "Sumo match"、とアメリカ人が書いた本の表現を使うと、「matchは変。アメリカ人にはboutって単語を教えてやってないんだ。相撲の「場所」のことだよ」と。ニヤリ。

・claustrophobic →閉所恐怖症の人(n.はclaustrophobia)。これも二人の口から聞いたから、実は頻出単語…!?高所恐怖症はacrophobia, acrophobic。


☆スラング

・bollocks! Bullshit! ナンセンス!→ノン・ネイティブは使わない方が良い。後者は「嘘つき!」の意だと思っていましたが、くだらないことを言ったときの駄目だしにも使われるんですね。前者は超ブリティッシュ。必ず複数にすること。なぜって…。


Chrisに会ったとき、例の"lots of と many の違い”論を展開してきましたが、やはり彼は「違う」という意見。うーん、難しい。さらにイギリス流のsarcasm(反対のことを言って皮肉る。雨の日にbeautiful weather! と叫んだり、He was...quite nice. で駄目だって意味を表したり。イギリス人はこれが大好き)についても習ってきましたが、アクセントとスピードが大事なのでここに書いて説明するのは難しそうです。

目指せ!冠詞マスター(2)~名詞の一般用法における冠詞~

前回は冠詞全体について概要を掴みました。今回も、一つ一つを詳しく見る前に、比較しながら雰囲気を掴みたいと思います。舞台は名詞の一般用法、「(一般に)○○は~だ」と言いたいときのニュアンスの違いです。例の『続・日本人の英語』に載っていたものです(定冠詞の一般用法については定冠詞の項で補足します)。


『虎は危険な動物である』を英訳するのには、3つのパターンがあります。


(1)A tiger is a dangerous animal.(不定冠詞の一般用法:種族一般を意味する)

(2)The tiger is a dangerous animal.(定冠詞の一般用法:種族一般を意味する)

(3)Tigers are dangerous animals.(複数形の一般用法:種族一般を意味する)


どれも虎一般について述べたものですが、違いがあります。まず、(1)の場合は、すべての虎の代表として一頭の怖い虎が目の前に出てくるイメージ。(2)は、改まった硬い感じで、図鑑の説明書きのような感じ。「虎というものは…」という感じでしょうか。そして(3)は何頭かの怖い虎を連想させるイメージ。もっとも日常的。(マーク・ピーターセン『続・日本人の英語』を参考にしました)


なお、the+ 可算名詞複数形では一般は表さない、とということは、PEUにはっきり示されています。ということは、シリーズ(0)で紹介した喧嘩の「リンゴ(一般)は赤い」について、やはりThe apples are red. はおかしかったわけですね。


では、喧嘩の原因になった「抽象度の比較」についてはどうでしょうか…。まず、一つの物体をイメージしていないという意味で、The apple is red. がもっとも抽象的、という気がします。続いて、Apples are red. で複数のリンゴをイメージ。最後にたった一個の(ただしアイデンティティを持たない)リンゴを念頭に置いているAn apple is red. なんてどうでしょう。まぁ、この順序付けにそこまで意味があるとは思えませんが、考えてみるのは面白いですね。


ところで、PEUで名詞の一般用法を調べていたら、「その集団に属するものすべてについて述べたいときはa/anを使ってはいけない」という説明書きがあり、


Do you like horses? (×Do you like a horse? ) と例文が載っています。当然、Do you like an apple? も間違いなわけです。確かにリンゴ全体について好きか嫌いかを聞いているのだけど、だったら不定冠詞の一般用法ってどこで使えば良いのかわからないよ。とこんがらがってしまうわけです。×A tiger is in danger of becoming extinct. がおかしいのは明らかですけどね。トラ一頭が絶滅するわけないから。


さらに、PEUで不定冠詞の一般用法の項を見てみると、「集団の中の一つの例をとって一般化するときはa/anを使う」と説明があって、


A baby deer can stand as soon as it's born.

A child needs plenty of love.


とあります。あ、あ、ちょっとわかってきたような。この例文、小鹿や赤ちゃん一人一人の行動について言っているわけです。種族一斉に立ち上がるわけではない。同じ「一般用法」とは言っても、「種族一斉」の要素が強ければ複数形を、一つ一つに焦点を当てたい場合は不定冠詞を使えば良いということですね。Do you like apples? は、リンゴ一斉についての質問ということになります。なるほど。

ロンドンで出会った若者言葉たち

これを読まずして冠詞を語るな。と言われる名著中の名著、マーク・ピーターセン『日本人の英語』岩波新書 を実は読んでいなかったので、慌てて取り寄せて、卒論研究の合間に読んでいます(『続』の方が先に届いたのでそっち)。"You know which I mean" の解釈は当たっているようです。冠詞についての更新はもう少しお待ちください。


本日はLondonで知り合った英国人の若者たちと話しながら拾ったフレーズを思いつくままに列挙しておきます。別にスラングではなく、「日本の若者ならこう言うだろうなぁ」と私が思った、「頻出」だったフレーズ。ご存知のものも多いかと思いますが、まとめということで。


・" Are you serious?" 

「マジでー?」って感じだと思う。かなり頻繁に言ってた。ちなみに、ネイティブはあまり"Really?"って言わない気がする…ドラマなどで使われているのを見るのは、本当にウソかどうかいぶかしんでる場面のような。単なる確認(相槌に近い)だと、"Oh, did you?" "Have you?"の方が圧倒的に多い。非ネイティブはこれらを咄嗟に使えないので、つい"Really?"って言っちゃうんでしょうね。


・"Definitely."

「だよね!」 相手に強く同意するフレーズ。頷きながら。これもよく使っていた。もちろん、否定する場合は"Definitely not." ですが、これはそれほど聞かなかったなー。否定する場合はそんなにはっきり言わない、というのは日本人と共通のようです。"Not really..." "I don't think so..."と否定は軽めに。


・"I'll give you a bell later."

「あとで電話するよ。」 アメリカ英語なら"give you a call" とするところを "bell"。うわっかっこいーと思って覚えてしまいました。応用して、「電話して」は"Give me a bell." カジュアルな言い方のようです。


・"He was pissed last night."

「あいつ、昨日つぶれてたぜ。」 drunk(酔った) のカジュアルかつ強い表現。pissed は他にも「怒って」、の意味もありますが、いずれにせよpiss のもとの意味は、ご存知「小便をする」ですから、あまり使わない方が良さそうです。お酒に関する表現としては、"A hair of the dog"(迎え酒)もよく使います。二日酔いの翌日にはブラッディ-マリーが良い、というのが通説のようです。試してみましたが、イギリスのパブのカクテルは本当にマズい。


・"Did you sleep OK?"

「よく眠れた?」言ってたのはカナダ人の男の子。二度も聞き返したあと、「それって正しい英語なの?」と聞き返したくなってしまいました(さすがに聞き返さなかった)。他のイギリス人も使ってたので、頻出表現かと。検索してみたら"Did you sleep OK without me?"ってフレーズが山ほど出てきました。


・"A is going out with B."

・"A cheated on B."

・"A dumped B."

ご存知、恋愛頻出表現御三家ですね。上から順に、「つきあっている」「浮気した」「振った」の最も一般的な表現。"go out with ~"は単に「デートする」の意味で使うときもあるのでちょっと紛らわしいように思いました。"They are an item."も「付き合っている」という意味で雑誌ではよく使っています。


・"He is a womanizer."

「あいつは女たらしだよ」これもゴシップ雑誌などで良く使われていました。逆に、manaizer という言葉はありません、念のため。「ヤリマン」はslut が最も一般的みたいです。もちろん、女性に言ってはいけません。


・"Do you fancy him?"

「あいつに気があるの?」 fancy にはいろいろ意味がありますが、ここで他動詞として使う場合、love に至る前の気持ちや、芸能人へのファンの気持ちを指すようです。"I don't love you, but I fancy you." などとバカ正直に言った日には、血の雨が降ります(降らせた)。one-night -stand(一夜の過ち)もほどほどに。


私の逡巡を知ってか知らずか、いつも利用している旅行会社がロンドン行きチケット販売メールを送りつけてきました。やっぱり行っちゃおうかなー。NYにかぶれてた頃は往復5万円弱で購入できるときもあったのですが、Londonだと一月で最低8万円。つくづくお金のかかる都市だけど、その価値はある☆

なぜいまさら英文法か?~短期留学の経験を踏まえて~

留学前の私がそうであったが、英語の勉強が好きな人でも、日本で本・雑誌を読んだり映画を観たりするときに英語を「使う」だけだと、(そしてTOEICなどのテストで高得点を取ってしまうと)いまさら自分に英文法の勉強の必要はないように思うのではないだろうか。


しかし、イギリスで短期とはいえ生活し、ほぼ24時間英語のことばっかり考えていた私が、自分に最も足りないと痛感したのは、単語力でもリスニング力でもなく「文法」、しかも、冠詞・時制といった基本中の基本であった。中学校では「未来形」として"will"="be going to" と習う。しかし実際は "I'll have a party." "I'm going to have a party." "I'm having a party. " でニュアンスが違うのだ。「受験英文法はマスターしてきた」はずの自分が知らない「文法事項」が山ほどある。これがもっともショッキングなことであった。しかも、知らない単語はその場で辞書をひいて調べることができるが、文法は体系的に勉強しておかなければとっさに使うことができない。


イギリスで自分の英文法の不確かさに気づいたのは、やはりoutputの機会が多かったからだろう。自分から発信するときに初めて冠詞や時制や前置詞を気にし始めるからである。私の場合、毎日英文のエッセーをA4用紙両面1~2枚にびっしりと書き、仲の良い先生に添削してもらった。最初は冠詞の間違いばかりだったが、いちいち「ここはどうしてtheがつくのか」「ここでこの単語を使うのはどうしていけないのか」とスタッフルームまで追いかけていって問い詰めた。この他にも、いつも手帳を持ち歩き、目や耳から入ってくる英語の文法や単語で納得のいかないものはすべてメモし、それも毎日質問した。あまりにも量が多いので三等分し、顔なじみの三人の先生に分担して聞いていた。極端な話、寝ているときに夢の中で質問を思いつくこともあったので、ペンと手帳を抱いて寝ていたぐらいである(キモい)。


そこまで私を駆り立てた理由は、「恥をかきたくない(なめられたくない)」という気持ちにあったと思う。「英語はあくまでツールであり、話す内容が大事」という意見にはもちろん賛成だ。だが、いかに中身が真っ当でもネイティブと話をするシーンで相手に文法ミスを気づかれるのは(もちろん指摘はしないだろうが、「こいつ間違ってるな」と思われるのは)私は嫌だ。私がこのブログで使っている「ネイティブ並」英語力という言葉で言いたいのは、ネイティブと話しているときに相手に文法ミスを意識されないレベルの英語を話したい、という意味である。


さらにビジネスシーンになると、たとえば会話の細かいニュアンスの違いで相手の気が変わる、ということもありえる(なめられたくない、というのは言うまでもない)。「ビジネス英語」というと、よく使われる言い回しの暗記や単語の勉強といったものを想像しやすいが、ナメられず、うまく相手の気をひく会話をできるビジネスパーソンを目指す者としては、まずは文法をみっちりやり、自信を持ってoutputできるようになりたいと思う(でなければ、せっかく覚えた言い回しや単語が生かせない)。


英語の資格テストはあまり好きではないけど、GTECを当面の目標としたのは、一度受けて、テクニックやマニアックな単語は必要とせず、実用面重視のテストだと感じたからである。つまり、日々のこういった文法の勉強を積み重ねていけば、特別なテクニックの勉強なしでGTECのスコアアップにつながると思う。私はその実験台となるつもりだ(で、三年後ぐらいに訪れるGTECブームで一稼ぎできる)。


偉そうなことを言っているけど、そういうわけで「勉強中」の身なのでここはあくまで解説書ではなく、勉強の記録としてやっていきます。入社までには絶対に900点取りたい。

目指せ冠詞マスター(1)~Introduction~

(このシリーズでは、私が感銘を受けた何冊かの本を使っていく予定ですが、主な二冊は、以前ここでもご紹介した石山輝夫『日本人に共通する英語のミス―ビジネス編―』The Japan Times(以下、石山と表記) と、Michael Swan "Practical English Usage" OXFORD(以下、PEU)です。どちらも冠詞の項が充実しています。)


さて本題。

まずは冠詞そのものの大雑把な捉え方。日本では「たくさんあるもののうちの一つ」→a、「この世に一つしかないもの」→the というのが伝統的な教え方である(と思う、最近はどうか知らないけど)。間違いとは言えないが、混乱させる説明だ。なぜなら、たいてい話題にしたいものはこの世に一つしかないものだ、と言いたくなるから。


かなり改善された説明が、「初登場の情報ではa、次からはthe を使う」というルール。「a は漠然と一つのものを指し、the は特定された”その”、という指示語に近い」という意味だ。

ex. I received a phone call from my boyfriend in London last night, but the call was incredibly short."


しかしこの説明も完全ではない。初登場でもtheを使う例はあるからだ。たとえば新しい家に引っ越した、という話をしているとき、初めて台所の話を始めたとしても the kitchen is not so big, but...と、「初登場のkitchenなのにthe」となり、「その家のkitchen は一つしかないからthe」と説明される。そして人は混乱していくのだ。


もちろん、冠詞を説明するたった一つのルールなど存在しないのだが、かなりニュアンスを的確にとらえられると思うのがPEUの説明。


★ 「どの」それの話をしているか、話し手と聞き手がお互いわかっている場合はthe, そうでない場合は a 。

("the" = ' you know which I mean' )


★'you know which I mean' をお互いわかっているのは、以下の三つの理由より。

a. 既にその話をした場合(We have mentioned it/them before)

b. 話の中で、指定している場合(We say which one(s) we mean)

c. 状況から、どれを意味するか明確な場合(it is clear from the situation which one(s) we mean)


b. の例は ex. Who are the girls over there with John? / I'll try the green shirt.

c. の例は ex.Could you close the door? / Ann's in the kitchen.

が示されているけど、b. と c.はかなり近い気がする。もちろんa. も近い。このthe = 'you know which I mean' という説明は概念を捉える上でoutstandingだと思う。


さて、概念を捉えたら次はいよいよ細かく見ていきます。ご意見ご質問などはどんどんお寄せくださいね☆

目指せ冠詞マスター(0) 真夜中に冠詞をめぐって大喧嘩

午前三時、眠れずPCを開いたところ、リアル友達のXがメッセンジャーで話し掛けてきた。話題は…よりによって冠詞。「冠詞の有る無しは、プラトンのイデア論に非常に近いものがある」まあここまでは良かった。


この人、大変記憶力と頭が良く、自分で理論を構築して人に教えるのが大好き。それがお酒や香水や歴史に関してなら私も驚いたり感心したりしながら聞くのであるが、「抽象度が高い順にapple>apples>the apples>the apple>an apple」と断言し、それを前提に話が進められていくのには黙ってられなくなった。


彼はthe apples がall the apples に近く、したがって一般的なリンゴすべてを指す→抽象度が高い、と主張する。しかし、そもそもall the apples は「一般的なリンゴすべて」を指さない。the がついた瞬間に、applesは具体的なリンゴになるからだ。彼のいうAll the apples are red.(リンゴは赤い)などという例文は(そこにあるすべてのリンゴ、という場合を除いて)成り立たないはず…というのが私の理解。

※もちろん、the が all の意味で使われることがある、というのは正しい。ただこの場合、「どの」リンゴすべてなのかという修飾語が必要だと思う。(一般的なすべて、は指さない)


が、彼は一歩も退かず「the + 可算名詞複数形」で一般的なものを指す用法があったはず、と繰り返すのみ。しまいには正式にはAn apple is red. ではなく The apple is red. が(一般的な)リンゴは赤い、というときの正しい表現だと言い出した。(総称用法のことらしいが、)普通、The apple is red.といったら「(特定の一つの)リンゴは赤い」、という意味にとると思うのだが。


午前5時まで近くまで熱い議論は続き、結局見解は別れたまま。プライドが高い人なので、私がいつもどおり彼の主張をおとなしく受け入れなかったのが相当気に障ったらしい。まぁそれは置いておくとして、私も「絶対にその用法はない」と言い切れるほど冠詞マスターしてはいなかったことに気が付いた。例外多いし。しかし、これでは「趣味は冠詞」と言う資格はない!というわけで、本日から"Practical English Usage"で冠詞の総仕上げを行いたいと思います。


※補足※

「見解の違い」というのは、彼の主張は「辞書に載っている用法」の話であり、私の主張は「一般的な使われ方」であったという意味。彼が言いたいのはこれだろうな、という用法は確かに文法書や辞書には載っていますが(総称用法とか、all の意味の the とかね)、 使用して良いケースは制限されている気が(私は)するのでその辺を議論していたわけです。まぁ、その辺の論証も後半では含めていこうと思っています。本文の書き方だと、彼が言っている用法がないかのように取れることに気づいたので、補足してみました。


いずれにせよ、年がら年中文法書の冠詞の項を読みふけっている私より先に、数年前に読んだという辞書の細かい文法事項を想起してしまう彼の頭の記憶力には脱帽するばかりですが…ただ私が主眼を置いているのは辞書の細かい用法を網羅するというより、「一般的に、こういう単語を使ったらこう理解されやすい」というのを体で感じていくことなので、(「それがネイティブ並になりたい」の意味)その辺が見解の違いとなって喧嘩になってしまったのでしょうね。まぁ私も自分が100%正しいとはまったく思っていませんし、今後しっかりやっていきながら、彼が正しかったということが立証される可能性もあります。楽しみです。

do the shopping と go shopping の違い

うーん、昨夜はlike 不定詞と like 動名詞の違い、その他について二時間ほどかけて書きつづったというのに、アップできずに消えてしまいました。実は一昨日もそうでした。もうこのネタについてはイヤになってきたので、今日はちょっと短めに。


do the shopping →家事として、日課の一部で行う(たとえば週末用の買い物など)。

ex.She usually does the shopping every Saturday.


go shopping →楽しみとして、自分の暇な時間に行う(服を買いに行くなど)。

ex. She loves going shopping and buying new clothes.


これって、do the shopping →「買い出し」、go shopping →「ショッピング」に近いんじゃないかな。会話の際に気をつけてみると良いかもしれません。このネタが、消えたテキストの1/5ぐらいです。続きはまた次回。

The review of today's lesson(11/08)

珍しく、激しい体調不良。余りにもひどいので医者に行ってみた。てっきり風邪の引き始めだと思っていたのに、診察結果はなんと、「卒論を負担とする精神的疲労」 …My Godness!!!! 困るよ…まだ四分の一しかできていないのに…(我が学科は日本一重い卒論を課すことで有名)。そんな中、なんとかMikeのレッスンに行ってきた。頭全然働かなかったけど。ちょっと自分を精神的負担から解放してやるために、英語の復習でも(なんてことだ)。


Round off the number →数字を四捨五入する

ex. Round off the number to the nearest 10. →数字を十の位に四捨五入する


procrastinate →ぐずぐずする、問題を先送りする(自・多)


It's frozen. →コンピュータがフリーズしている


a kind of stuck up (about) →うぬぼれている


gargle →うがい、うがいをする


googol →10の100乗、Google の語源


余談ですが、スペースアルクでgoogleをひくと、

google
【自他動】 〈俗〉~を Google で調べる[検索{けんさく}する・見つける]、~の情報{じょうほう}を Google で探す、Google で(人)の消息{しょうそく}をつかむ、ググる◆Google とも表記
・ There are tons of web pages, google it for yourself, you lamer. いくらでもホームページがあるだろ?自分でググれ[調べやがれ]、この厨房[初心者]!◆匿名掲示板などで見掛ける乱暴な表現


『厨房』、ってアンタ…これ書いた人、かなりのネットヲタかと(ググる、は辞書で使われるほど一般的な言葉だったのか…。)


I think I'm coming down with a cold. →風邪の引きかけみたい。


Short lived popularity →一時の流行


ただの覚書になっちゃってごめんなさい…。んー、ネタとしては、この表現、"Your guess is as good as mine." って、みなさんご存知ですか?何かについての予想などを聞かれたときの「私にもわからないよ」って言うときの表現。これをこないだ"My guess is as good as yours." って言ったらMikeに "No, your guess must be better than mine!" って言われた覚えがあるのですが。正しくは"Your guess is ~." のはずなのよね…ググってみたら、"My guess is..." も一応ヒットするのですが。今回Mikeに違いを聞くのを忘れてしまいました。何か意見がある方は、是非教えてくださいね。皆さんも、風邪(または精神的疲労)にはご注意を☆