『源氏物語』を読んでいた時に、「どんな所だろう???」と何度も何度も想像していた場所が“横川(よかわ)”です。この地は日本史で習った親鸞・日蓮といった有名な僧達が修行に入った地と言われ、比叡山のいちばん北側に位置しています。


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横川中堂の本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りになっています。

織田信長による比叡山の焼き討ちがあった時に、一度姿を消した横川中堂ですが、その後再建され復活し、1971年に新しく建造されました。朱色がとても神々しく感じるのも、新しかったからなのですね♪


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横川中堂からさらに歩いていくと、恵心院に辿り着きます。

恵心院は822年に建てられましたが、1005年に恵心僧都源信によって再興されました。この恵心僧都源信がモデルとなった作品が源氏物語宇治十帖に登場する「横川の僧都」です!


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恵心院の中に入ると、「源氏物語の横川僧都遺跡」がありました。

ここにはどのようなシーンで横川が登場したのか説明されています。

例えば・・・

♪「賢木」の巻で、光源氏が天台座主から受戒、横川僧都により剃髪したということ

♪「手習」の巻で、入水した浮舟を横川のなにがしの僧都が助けたということ

♪「夢の浮橋」では薫が毎月根本中堂に詣でたということ


このような山深いところに毎月詣でるために来るだなんて、往復でどのくらいの日数がかかったのでしょう???次から次へと疑問が沸いてきますえへへ…


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普段は閉ざられているお堂が開いていました。

母と「やっぱり荷物を新幹線に忘れてここに来ることが出来たのは巡り合わせだったのね~」と妙に納得した瞬間でした。


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恵心院からさらに先に進むと、○○○○発祥の地とされる元三大師堂(がんざんだいしどう)に辿り着きます。

何の発祥の地だと思いますか???

答えは

 矢印

 矢印
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おみくじ発祥の地」でした音譜


きっとおみくじを引けるのでは・・・と期待していたのですが、運試しのおみくじはないそうです。真剣な悩み、例えば「結婚や離婚、病気のことや入試、そして転居」等・・・

相談がある方は直接僧侶の方に悩みを話し、その内容を本堂のお大師様にお伺いした後におみくじをいただく・・・という流れなのだそうです。


横川にきて大満足な私達でしたが、もう一か所立ち寄って良かったと思った場所がありますので、紹介させて頂きます。


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春の特別拝観で5月31日まで見学することの出来る「瑠璃光院」ですラブラブ

数奇屋造りの建物や、三つの名庭「瑠璃の庭」「臥龍の庭」「山露路の庭」を見学することが出来ました。


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和室の先に広がるのは美しい新緑!!

緑が輝いてみえました!!!


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「瑠璃の庭」を眺めながらお抹茶を頂くことが出来ます抹茶

川のせせらぎを聞きながら美しい緑を眺める・・・なんていう贅沢な時間なのでしょう!!!

この庭は、ある気象条件が整うと、深々とした苔が一瞬瑠璃の光りを放つのだそうです!!それは仏典でいう瑠璃光浄土というものなのだそうです!!そんな景色を見てみたい~!!


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瑠璃の光りを放たなくても、十分美しい瑠璃の庭でした。


比叡山で1200年守り継がれてきた「不滅の法灯」を見たり、鐘をついたり、そして最後に静謐な和の世界を感じることが出来る瑠璃の庭を訪れたり・・・こんな世界が日本にあるのだと驚くとともに、改めて日本の美しさを再確認した1日でした。


まだまだ全てを紹介しきれていないのですが、比叡山の記事はここまでにしたいと思います♪

心から行って良かったと思う場所でしたキラキラ


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いつもブログへのご訪問ありがとうございます♪

高校の卒業旅行で訪問した○○寺も改めて感動した場所ですので、また今度ご紹介します!!その前にお花のレッスンやアフタヌーンティーの記事を書きたいと思います!!