福島市のピアノ&英語リトミック教室「森合ピアノ&リトミックサロン」

福島市のピアノ&英語リトミック教室「森合ピアノ&リトミックサロン」

英語リトミックで音楽と英語のリズムを身体で感じよう♪
ピアノコースは基礎と表現力に重点をおき、音楽的自立を目指します。一人ひとりの成長に合ったレッスンを行っています。
ホームページ https://riyo-numa.wixsite.com/moriaieurythmics

先日は、ブルグミュラーコンクールでした🎹

私は地区のスタッフなので、毎年お手伝いさせて
頂いてます。大変刺激&勉強となるお仕事です。

私は司会なので、時間配分を考えたり
臨機応変さも問われるのでずっと緊張、
気を抜く暇はありませんが、朝から夕まで一日中
出場者の演奏を聴くことができます。
毎回、感動に出会ったり、悔し涙を見てこちらも
涙することも。「でもね、そうやって、悔しさを
バネに成長していくんだよ」
と心の中で伝えながら。

昨年悔し涙を見せた私の生徒さん。
今年は、笑顔おねがいクラッカー
今日のレッスンでは、「去年泣いた甲斐があったね」
なんてことを話しました。
反対に、今までずっと本選に通っていた子が
予選通らず....なんてこともあります。
すごく良くできてるのに。私も悔しい。
そして自分の至らなさも痛感します。

こんなふうに、
生徒さんがコンクールに参加してくれることで
私も更に学べますし
何より、生徒さん自身の勉強になります。
それは、ピアノの学びのみでなく
生きていく上での、学び。経験値。
大袈裟かもしれないけど
これから長い将来、充実した人生を送れるように。

その為には
①コンクールで良い賞を取ること「のみ」が目標と
ならないように
また
②本選に行けなかった子のケアこそ、大切
と思っています。

①について。
賞だけが目標で、周りからもプレッシャーが
強かったら...ダメだった時に、自己否定感が
芽生えます。元々ある子だったら、更に大きく。
こういった子は、今まで賞を獲ていて、ある時
賞が貰えなかったときに、突然ピアノを止めて
しまうこともあるのです(実際、知り合いの教室で
ありました)。嫌な想い出を持って辞めることに
なります。なので、今後の人生で音楽を楽しめるか
どうかは、謎です。
本当にそれだけが目標だと、「弾かされている」
状態ですね。

②通れなかった生徒さんのケアは大切。
何がいけなかったのか。
実は、何がいけなかったのかは、無いことも、多い。
周りの子が、もっと良かっただけ。
じゃあ、どうすれば更に良くなれたのか。
今回は間に合わなかったから、次を目指そう。
失敗したり、いけなかったのは
「あなた」が悪いわけじゃあない。
ピアノの弾き方や表現が、ちょっと違っただけ。
また、変になぐさめすぎたり、励まし過ぎたりも
良くないでしょう。
上記をサラッと伝える。そして、一回で終わらせる。ズルズル長引かせない。
残念だったね、次、いこ!みたいな。
勿論、その子その子を見てね。

かくいう私、学生時代にたくさん予選落ちしてます...
でも私はコンクールにたくさん出たお陰で、
教則本に縛られることなく
たくさんの曲と出会えたと思ってますし
そのお陰で譜読みも速くなりました。
同じ曲をたくさんの人が弾くので
人によって全く違ったものになる面白さも
幼少時代に知りましたし
何度も同じ曲を聴くので覚えてしまって
自分の選んだ課題曲以外も知り、耳コピしたり
実際に自分が弾く時に、すごくラクです。

こんな私ですが、予選落ちした子供時代、悔しくて
涙を流して泣きました。
それを見て親が驚いたそうです。
「この子にも、こんな負けず嫌いの強い心が
あったんだ」
って。この子にも、って(笑)。
飄々とした子だったようです。
競争の世界を知りましたね。

まぁ私の場合、予選落ちが何度もあり
緊張あまりぶっ倒れることもありましたのでガーン
メンタル弱い自分の不甲斐なさに
落ち込むこともありましたが
もう諦めて自分の専門の方向性を変えたら、
とってもラクになりましたラブ
とはいっても、基礎力取得からは
逃げたくはなかったので
高校生までは厳しくやって、一通りのことを
終えたことは、こうしてピアノ講師として
活動することに必要ですし
また、こんなふうにピアノを弾けるようには
なっていなかったでしょう。
コンクール予選落ち多いですが(←くどい。笑)
そこに向けて、正しく上達していったことは、財産。
嬉しかった時、報われた感があって
諦めないことを教えてくれるのも、財産。

コンクールに挑戦する生徒さんは少数ですが
課題曲が弾けて、本人も挑戦する気持ちが
あるのなら、見込みがあるというもの。
出場させたいものです。
また、生徒さんのタイプを良く見て勧めることが
大切ですね。

また、毎回、出場した生徒さん達は
審査員の先生方の講評をすごく真剣に聞いていて。
「すごい。これからもっともっと成長するな。」
と、とても頼もしく、嬉しく、感じますおねがい

私たちは、コンクールの為にピアノを弾くのでは
ありません。
自分の成長(ピアノと心、共に)の為に
コンクールを利用する気持ちで、
取り組んでいけたら良いですね。

長い文章、最後まで読んでいただき
ありがとうございましたお願い