さて、なんの意味かわかりますか?
![英語力アップのヒント](https://stat.ameba.jp/user_images/20120420/22/english-skills/81/ff/j/t02190230_0219023011927014877.jpg?caw=800)
pirateは海賊。これにpartyがついて海賊の宴会ではありません。
ここでのpartyは政党の意味で、pirate partyで海賊党です。pirate partyは、最近特にヨーロッパを中心に急速に支持を増やしている政党の名前になります。ちなみに民主党はDemocratic Party of JapanということでDPJと略されますね。
![英語力アップのヒント](https://stat.ameba.jp/user_images/20120420/06/english-skills/e6/51/p/t02000200_0200020011925834687.png?caw=800)
上記が海賊党のシンボルマーク。海賊旗をイメージした感じですよね。
海賊といっても海での海賊行為を容認する政党ではなく、このpirateは、主に海賊版のことをさします。
ファイル共有、動画共有、コピーの自由、政府の個人情報管理の撤廃や情報公開の徹底を主張し、著作権法や特許法を改正して自由なインターネット
社会を目指すことをポリシーにしている政党なわけです。
ヨーロッパでは、20代30代のインターネット世代の支持を取り付け、スウェーデンやドイツ議会では着実に議席数を獲得してきているようです。
世界中に支部を広げている海賊党ですが、日本では話すらなかなか耳にすることがありません。日本では海賊版がキライなマスコミによって世論ががっちり操作されていることもあるのでしょうか。
日本では逆に、最近では海賊版ダウンロードの罰則化なんてことも導入されようとしていますね。利用者に罰則まで設けるのは、盗品を悪意なく買った人も泥棒とみなすようなもんで、個人的にはちょっとやり過ぎ感がある気もします。
大半は知っててやってるという点が問題とはいいますが、それをいうなら100%賭博と思って誰もがやっているパチンコの方が違法性がよほどあると思います。まぁ、こちらは献金やら天下りやらで無理でしょうが。
動画共有や音楽ダウンロードがあたりまえのインターネット世代には、こんな法案が普通に通ってネットの自由な世界が奪われていくいく現状は、許せないかもしれませんね。
インターネット世代は、基本的に政治に無関心な世代でもあります。なので、今のところは橋下さんやタレント議員のような目立ったところに票がいくことが多いようです。
しかし長らくの不況の中で多感な時期を過ごし、就職にも苦しんだ世代。彼らの生活の一部であり築きあげた文化であるネットの自由を制限する今の政治。彼らもそろそろ我慢の限界かも。
そんな若手の思いや不満をうまく捉えれば、海賊党も日本の議会でも台風の目となりうるかもしれませんね。
あとはきっかけだけ。麦ワラ帽子ののリーダーがどこかで出てこないでしょうか。